平成29年予特別委員会 3月13日、1款~4款の補足 ②根岸発言

銭湯のファッションショー・地域コミュニテの場

○根岸光洋委員  あと、この実施要綱の中には第2条のところに、65歳以上の高齢者と小学生以下の子どもとすると、対象者。ただし、区長が特に必要と認める場合はこの限りでないという一文が入っているんですけれど、区長も何かおふろに入った映像が流れたような記憶があるんですが、何か特に区長の必要とする事業があったんでしょうか。

○渡邉高齢者福祉課長  特に今のところ、ここのところでの特別に認めるということは特にしていないというところでございます。

○根岸光洋委員  ぜひ、区長、多分恐らく何か考えてやってくださると思うんで、何かあればやっていただきたいなと思いますし、あともう一方、湯友サロンという浴場ミニデイサービスというのもやっていますね。おふろ。これはもう、やはり100円で、1時間ぐらいの体操をした後に100円で入浴できるということで、各地域ごとに1週目、2週目、3週目、4週目と、それぞれおふろ屋さんが持ち回りしてやっているという事業なんですが。この辺の参加人数とかというのはわかりますか。

○渡邉高齢者福祉課長  27年度におきましては、13の浴場で237回実施をいたしまして、3,864名の、延べでございますけれども、利用の人数の方がいらっしゃいました。

○根岸光洋委員  これは、運動自体はどなたかが御指導されてやるということでよろしいんでしょうかね。

○渡邉高齢者福祉課長  こちらのほうは、事業者に委託をいたしまして実施をしていただいております。

○根岸光洋委員  わかりました。それで、参加する高齢者の皆さんの評判って変ですけれど、何か感想みたいなのというのはありますでしょうか。

○渡邉高齢者福祉課長  やはりこの浴場ミニデイサービスは、健康体操のプログラムを取り入れて実施をしておりますので、過度な運動ということではございませんが、少し汗ばむ程度の運動をした後に、すぐにおふろに入れるということで、好評をいただいております。

○根岸光洋委員  ありがとうございます。以前もこれ、文化商工のほうですけれども、やりまして、おふろにとにかく行きましょうと、おふろを活用しましょうということで、日本の文化の大事な、後世に残していかない、また、世界に、これからオリンピック・パラリンピックに向けて、多くの外国の方も、来街される方にもぜひ活用していただきたいと思いますし、高齢者が一番とにかく今活用していただいていると思うんですが、ある意味では、子どもとか若者向けにもPRしていったらいいんではないかと思うんですね。プレミアムフライデーというのが始まりましたけれど、ぜひ、役所の方はプレミアムフライデーとれないということですが、銭湯で会議やるとか、何かやって、いろいろ盛り上げてもらったらいいんではないかななんて思っております。

この間、読売新聞には、おしゃれをして銭湯に行こうということで、若者向けPR。11日ですか、先週、長崎の金剛院で銭湯のファッションショーやトークショーが行われたという記事がございました。浴場組合の豊島区の組合長が発信されて、フランス人の方が銭湯大使ということで任命されて、いろいろショーをやったということを聞いています。この組合長のコメントでは、銭湯の未来はこれからの若者にかかっている。少しおしゃれをして、銭湯でリラックスしてからまちに遊びに行ってもらうなど、新しい形を提案したいということと、このフランス人の大使の方は、銭湯は古いというイメージがあるが、最近は健康や美容でも注目を集めており、たくさんの魅力を知ってほしいという、こういったことも記事に載って、豊島区の銭湯についても注目される記事が載ったということがございますけれども、私は原点に返って、やはり高齢者向けの施策として、高齢者の方が行きやすい、そこでまたコミュニティを結びやすい、また生きがいをつくりやすいということで、これを大きくまた継続して進めていただきたいと思います。

こういう話を地元ですると、早速、おたっしゃカードの申込書を送っていただきましたという方もいらっしゃいましたんで、こういうのをどんどん区としてもPRしていただいて、銭湯を通しての健康、生きがい、また高齢者の地域のコミュニティづくりの推進をしていただきたいと思いますし、ひいては、また子ども、若者についても大きく取り込んでいただいて、銭湯文化を継続していただきたいということを要望して終わりたいと思います。

○高野区長  今、高齢者に対してのおふろという、入浴ということの御質問等々がございまして、銭湯全体のお話もありました。実は、昨日ですか、金剛院で銭湯ファッションショーと今おっしゃったフランスの方の、大変おふろ愛好家のおふろ大使の方のトークショーがございまして、当初、そんな大規模でやる気持ちはなかったということで、組合長がそうおっしゃっていたんですけれど、大変大勢の方がお越しになって、私も初めてでありますけれど、参加をさせていただきまして、大変一生懸命頑張っているな。そのときに、ファッションショー、何か有里委員も親子で出たり、これから、区議会の、役所のほうでも、女性にやさしいまちづくり課長や、当然、生活産業課等々も含めて、役所からも随分お見えになっておりましたけれど、来ておりましたけれど、大変ユニークな、恐らく日本でも初めて、世界でも初めての発信ではないかな。やはりああいう新しい取り組み、そして、豊島区内のそれぞれの浴場の特色をいろいろ出して、あれも私も拝見しましたら、大変こんなにもそれぞれのおふろ屋さんが特色を出しながら、おふろの魅力、日本の伝統文化を守っていくんだというようなことが非常によくあらわれて、私はもっともっと、今、根岸委員言われたように、もっと区民にもPRしながら、おふろの、まさに健康と、それから美容と、あらゆる面で日本文化のコミュニティというようなことを打ち出してこられたんで、私は非常に、昨日のファッションショーを含めて、おふろ屋さんも新しい展開をしてきているなということを実感として感じました。

私がおふろに入ったというのはもう何年前、冬至のユズ湯に入りましたけれど、できるだけそういう面でも、みんなでおふろ屋さんを盛り上げていくということが大事かなということも改めて感じておりますので、ただいまの御意見を含めながら、たった今23軒しかないんですよね、豊島ね。88軒が何と40年で4分の1になってしまう。これらについて、私は今残っている23軒を一生懸命、特色を出して頑張っているなというようなことで、やはり区民もしっかりとサポートしていきたいと、そんな思いをしております。

以上です。