平成29年予算委員会  議会・総務費3月 6日 根岸発言①

区議会だよりの充実・戸別配布

○根岸光洋委員  おはようございます。根岸でございます。よろしくお願いいたします。

それでは、時間が16分ということですので、私の方からは議会だよりについてお尋ねをしたいと思います。

今回、初めて議会広報編集委員会として4年間活動してきまして、予算を付けようということでお願いをしまして、277万8,000円でございますが、審議をさせていただいているところでございます。ぜひ成立をしていただいて、拡充に向けて進めていただきたいという思いを込めまして、大きな質問ではございませんけども、ここであえてさせていただきたいと思います。

議会広報編集委員会、25年から始まったと認識していますが、その位置づけについてちょっと御説明を願います。

○高桑議会総務課長  議会広報編集委員会は、議会改革の検討の中で、議会活動を広く区民に周知し、区民の議会に対する理解を広め、信頼を高めるとともに、より開かれたわかりやすい議会を目指すためという趣旨で、平成25年4月1日に要綱をつくっておりますが、設置したというものでございます。

○根岸光洋委員  それで、今現在、議会広報を定例会、また臨時会、新年号ということで6回発行しておりますけど、この経費については今総額幾らになっているでしょうか。

○高桑議会総務課長  経費でございます。広報につきましては、900万ほど事業費として広報関係経費として計上しているものでございます。

○根岸光洋委員  ありがとうございます。その中で、今回277万ということですので、大きなウエートを占めているのではないかと思うのでちょっと聞いたんですけど、現在、9万部の発行を各号させていただいていますが、今回の目玉としては、5月の臨時会号で全戸配布をしてもらいたいということでお願いをした次第でございます。さらに、ページ数も倍増ということで、2ページを4ページにということで、そういった予算をとっていただきました。

この全戸配布については、広報としまも相当やっていますけども、要するに新聞をおとりになっている方が激減しています。数年前まで、私も調べて9万所帯ぐらいあって、9万部が昨今で7万部になって、つい直近では6万部ちょい、6万3,000部ぐらいだったかな‥‥、というぐらいに本当に6大紙と言われるものが激減をしている中で、広報紙を新聞折込みにしても、全所帯の3分の1程度しか広報を新聞では見ないと。あと、結構、駅とか、お風呂屋さんだとか、区民ひろばとか、また区の施設にあるかと思いますが、そういう意味では全戸配布をしていただくことによって、議会のあるべき姿というか、現状を区民の皆さんに多く知っていただけるんじゃないかと思っておるので、今回そういったことをした次第です。

この間もいろいろ様々議論がございました。4年間、最初は自民党さんの当時河原委員長、そして続いて細川委員長、現在は松下委員長ということで、その間も各会派から代表が出ておりまして、それぞれ代わりましたけど、私、4年間ずっと委員長代理として各委員長に仕えさせていただきまして、各委員長の思いも籠もってございますので、あえて質問させていただいた次第でございます。

その間にも予算とか、こういった特別委員会の写真をどうやって撮ろうかとか、また昨年は、今年の新年号の各会派の写真が載っている面の最終面は、議員さんの名前と住所の一覧だけが出ていました。それではつまらないだろうということで、要するに集合写真を載せて、より‥‥。写真が2回出るわけですけども、そういったものも事務局と打ち合わせしながら提案をさせていただいて、より議員の皆さんが区民の皆さんに近いところに、そういったわかるようなものにもしてまいりました。

それ以外にも一般質問の用語の解説を欄外に入れるとか、事務局さんからもいろいろ御提案も戴きながらやってまいりました。

その中で、区の発行状況も、各区の状況もいろいろ調べながら、そういった全戸配布のことも調べながらやってまいりました。

また、一方で、新聞をおとりになっていない方から戸別配布の要望というのもあると思うんですね。広報としまもあると思うんですが、区議会だよりについては、戸別配布は今現在何部ぐらいされていますか。

○高桑議会総務課長  広報紙と同じ方々に配布するということですが、広報紙は約3,000部ほど配布しているかと存じます。

○根岸光洋委員  3,000を超える方々が要望して、今度これで全戸配布をしたら、さらにまた、そういう要望が増えるんじゃないかと思っておりますので、内容も含めて努めていきたいと思っています。

その中で、私たちは議会改革の一環として、議会報告会のポスターの作成も仰せつかっていますし、これも毎回毎回いろいろと目立つようにと色とかデザインとか議会事務局なりから提案していただいたものをいろいろ揉みながらやってまいりまして・・・・。議会報告会も広報編集委員会の仕事の一部でございますので、議会報告会の皆さんにはちょっと物足りないかもしれませんが、この評価も、ちょっとここで御報告したいと思います。

今まで2回議会報告会が行われてきました。

26年の11月17日に区民センターで、このときは108名の方が参加され、そのときのアンケートによりますと、議会の仕組みがわかりやすかったという方が22名、どちらとも言えないという方が30名ということで、どちらかというと、どちらとも言えない方が若干多かった。わかりにくいという方が7名ということで、比較的高評価であったのではないかという第1回でありました。

報告会そのものについても、評価するという方が37名、どちらとも言えない方が16名、評価しないという方が4名ということで、やはり概ねいい評価があったんじゃないかと思っています。感想としても、今後も継続して開催してほしいとか、もっとわかりやすく資料のつくり方を工夫してほしいとかいう声が多々ございましたし、議員の手づくり感がよかったとか、会派の枠を超えての関係が素晴らしいという、そういった評価も戴いたところでございます。

2回目が昨年の5月11日、としまセンタースクエアで、そのときは47名ということで、少し少ない参加でございました。初回は恐らく他区の議員さんも多かったということで倍ぐらいいたのかなと思います。ここも私たち広報編集委員会としても、しっかりとこの議会報告会は周知しなければいけないというところでありますが、このときにも同じようなアンケートをとりましたら、議会の仕組みについては、わかりやすかったという方が24名、どちらとも言えないという方が3名ということで10分の1に減ってございます。わかりにくかったという方が2名ということで、大変評価としては大きな評価が得られたのではないかと思っています。

その報告会そのものについても24名の方が評価する、どちらとも言えないが4名、評価しないがゼロということで、本当にいい評価が出たかなと思っています。

また、感想としても大変意義深い報告会で、もっとPRして、学生なども含めて、区民の参加を促した方がいいとか、定例会直後、なるべく早く行うべきであるとか、次回も楽しみにしていますとか、区民に開かれた議会実現に向けた前向きな姿勢を感じた等々いろいろございますので、しっかりこれも広報編集委員会で、またしっかり今後も取材しながら内容も伝えていきたいと思っていますし、こういった全戸配布もさらに各定例会号も含めて予算どりをしていければと、そういうふうに考えているところでございます。

その中で、私たち、他の自治体のこういった広報の取組みについても、いろいろ資料は事務局さんが揃えて持ってきてくださるんですけど、ぜひ視察に行きたいという声も委員の中で出ているんですね。ところが、先ほど申し上げたように、正副幹事長会の下にある私たち委員会の位置づけというのがどういうふうになっているのか。議会事務局の方からお話ありましたけど、例えば視察に行きたいといった場合、この経費についてはどういうような考え方になるんでしょうか。

○高桑議会総務課長  正副幹事長会の下部機関である広報編集委員会の視察でございます。いわゆる常任委員会とか特別委員会とはちょっと位置づけは違いますけれども、過去にも、これは議会改革で所沢に行ったとかそういう事例もございますので、それは当然事務局の方でそういう経費を工面することは可能かと考えております。

○根岸光洋委員  わかりました。ぜひそういう先進的なところも見ていきたいと思いますし、また一方、また定例会号について、例えば紙面を倍増したいという声も委員会の中で多々ございました。今回は全戸配布の予算ということでありましたけど、例えば定例会号を倍増した場合とかの経費はどのぐらい見込まれるんでしょうか。

○高桑議会総務課長  定例会号を倍増したときです。今ちょっと済みません、手許に資料はないんですけれども、しかも定例会号は年4回ありますので、かなりの大幅な増になるということで、今回はちょっと難しいかなと広報編集委員会でも御判断いただいたところでございます。

○根岸光洋委員  ありがとうございます。かなりの額がかかるということで、定例会号については断念をせざるを得ないという経緯があったというふうに記憶をしています。しかし、今回は臨時会号の方はページを倍増して、しかもカラー化ができると‥‥。この辺も委員会の中でいろいろあったんですが、一般的に、カラー化すると普通はお金がかかるんじゃないかというふうな議論があって、事務局によく調べていただいたら、カラー化の方がお金が安いという、もっと早くわかればよかったなと思うようなことがわかりました。今回フルカラー化で、写真も皆さんのお顔も、議員さんの顔もしっかり、はっきりとそうやって写るという、そういったメリットもございますので、ぜひ楽しみにしていただければと思っています。