250314予特(第8日)_0009

平成25年予算特別委員会 1~9款の補足( 3月11日)

体育館・グランド等スポーツ施設の充実

○根岸光洋委員  よろしくお願いします。今、吉村委員からスポーツが出まして、私もスポーツ施策について、健康増進ということで、そういったことを取り上げたいと思います。

ことしの9月7日には、オリンピック開催地が決まるということで、東京も大変に機運が盛り上がっていると。もし決定すれば56年ぶりの開催ということです。また、第68回国民体育大会の東京開催が、東京ではこれも54年ぶりということで、本当にスポーツイヤーというか、オリンピックを含めたスポーツイヤーだということで、また、区内でも国体では、キンボールとかユニバーサルサッカーとかビリヤードとかが行われるということで、これも本当にお子様から高齢者までが幅広い年齢層を対象とするスポーツとして取り組めるという意味では、大変に身近に感じられるものということで、生涯スポーツの推進、健康寿命をどう長くしていくかといういろんな観点からも注目される行事だと、このように私も思っているところでございます。その上で、スポーツ施策、豊島区のスポーツ施策ということについてお伺いしたいと思います。

昨年もスポーツの意識調査をやったと思うんですけど、東京都も早期に、週1回以上スポーツする人口をふやすということで、特にスポーツ456ということで、40代以下が4割以上、50代が5割以上、60代以上の人が6割以上を目指すと。そして、すそ野を広げ、28年度までには週1回以上スポーツする成人人口を全体で6割以上とすると、このような方針が出ております。

その上で、我が豊島区において、今度、南長崎にスポーツセンターができますけども、スポーツ施設の整備については、23区中、決算では最低と課長がおっしゃっていましたけど、この南長崎のスポーツセンターができれば、どのぐらいの整備率に当たるのか、まずこれをお示しください。

○岡田学習・スポーツ課長  南長崎スポーツセンターでございます。4月から、一般の方々に御利用いただくということで、今、準備を進めているところでございまして、現在、この南長崎スポーツセンターにつきましては、当初、中央、東部、西部と3館構想がございました。豊島体育館の大規模改修等もございまして、その結果を踏まえてということもございましたけども、結果として豊島体育館を残して、新たに整備するといったもので進めているところでございます。

今後、利用人員につきましては、ラフな形でございますけど、10万人と当初御答弁申し上げましたけれども、屋外の多目的広場、こういったところの御利用も十分できると踏まえてございまして、16万人程度の利用の、年間の利用人員はそれぐらいの人員が見込めると考えてございます。

○根岸光洋委員  ちょっとよくわからなかったんですけど、いわゆるスポーツ施設ができて、どのぐらい23区でスポーツ整備率が上がったのかと。当然1つふえたんで、上がったと思うんです。ただ、ことし、巣鴨体育館、大規模改修も約1年ぐらいかけてありますので、そういう意味では、いってこいなのかなという感じはするんですけど。

その中で、特にこの南長崎の施設は旧長崎中学校の跡地ということで、ここでは中学生の、当然、中学校ですから、サッカー大会がそれまではずっと行われてきたということで、長年、豊島区内でサッカーの公式試合ができるグラウンドが少ないということで、この長中も決して大きくはありませんでしたけど、辛うじてここではできたということで、現在では三芳のグラウンドを使って行ったり、私立の中学校のグラウンドを使ってやっているというのを決算のときもお話ししましたけど、三芳グランドについては非常に、往復2時間、また交通費も千四、五百円かかるということで、中学生の負担というのはすごい大きいと。また、保護者もそれに伴って応援に行く。それの負担もかなり大きいということで、何らかの措置をするべきじゃないかと、そのとき申し上げたんですけど、ちょっと時間がなかったんで、最終的にお話しできませんでしたが、三芳グランドというよりは、むしろ区内の都立高校、また大学、また企業、それからまた近隣の地域のグラウンド等がさまざまあると思うんですね。こういったものを活用するに当たっての助成をしていくと区のほうも、これから何年間、実際、だから中学生のグラウンドがない状態が続くのか、むしろ教育的配慮からいって、23区の中で区内で区立中学生が大会ができない、そういった区がほかにあるのかどうか、その辺も含めてお聞きしたいんですけど。

○岡田学習・スポーツ課長  大変申しわけございません。他区との比較におきまして、屋外のスポーツ施設の状況というところまでちょっと把握している状況ではございませんが、現在、未来戦略推進プラン2013に記載させていただきましたとおり、今後の屋外スポーツ施設につきましては、旧第十中学校の整備というところが記載されているところでございます。

○根岸光洋委員  ちょっと何か答弁が違う、合わないんですけど、教育委員会として、中学校のサッカー大会が区内でできないというのに対してどう考えていらっしゃるか。23区でできないところがあるのかどうか含めて。

○兒玉学校施設課長  区内の中学校では、現在、公式のサッカーができるグラウンドはありませんけれども、今計画しております池袋本町、併設型の小・中連携校、こちらにつきましては、池袋中学校のグラウンド約1万平米を確保することができますので、現在の計画では、公式のサッカーコート1面が整備できるような状況になってございます。

他区の状況につきましては、やはり練馬区ですとか杉並区ですとか、そういった都心から少し外れたところの区では確かにそういうサッカー場はあるかと思います。ただ、都心の渋谷区ですとか中央区ですとか、そういったところはないと聞いております。

○根岸光洋委員  その辺もよく調べていただいて、ぜひ。今までは長崎中学校がありましたから、特に問題ではなかったんでしょうけど、本当にこういった身近なところで中学生が、特に私立が、都心部は多いので、私立の学校はかなり力を入れて部活動についてやっていると思うんですね。そういう意味では、グラウンドがなく、また、部活の担当者も指導員もいない、教員もいないという公立の中学校においては、大変にハンデが大きいし、そういう意味では、将来、プロのサッカー選手、またはプロ野球選手になるような方も今までもいらっしゃいましたし、これからもそういう方が出るように、ぜひいろんな面で検討していただきたいなと思っております。