平成24年決算委員会 議会・総務費 根岸議員発言(10月12日)

くらしのガイドの充実

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○根岸光洋委員 続きまして、この下のくらしのガイドの改訂、これについてもお話ししたいと思います。くらしのガイドは、今現在328万円、4万部ということで、私も地域の方から問い合わせがあるときは、このくらしのガイドを開きながら、さまざまな施設の御案内とか、またこの冊子を持っていって、こういった御案内もしています。

これについては、転入者を中心に御配布をされているということで伺っていますけれども、部数をふやしてほしいということで、かつて3万部から4万部にふやしていただきました。相当前には全戸配布をしていたという時代もあるということで、その当時は相当な予算をつけて配っていらっしゃった。ただ、単身世帯というかそういうのがふえて、ごみ箱に冊子が捨てられているということもあって無駄遣いだということで、今は転入者を中心にやっているというようなお話も伺っています。

そのときも索引が見にくいとか、字が小さいんじゃないかといろんな質問をさせていただきまして、そのとおりすばらしい内容になってきたなと思っていたんですけれども、今のプロポーザルでやっている業者、こちらとのやり方が変わったと思うんです。これはどういう形で、今、くらしのガイドをつくられているんでしょうか。概要を簡単にお願いします。

○矢作広報課長  プロポーザルで選定した業者と共同発行という形で、行政ページと、それからその事業者が広告、あるいはカラーページでいろいろ医療機関のガイドとか、そうしたページを合体した形で共同でつくっております。

区といたしましては、広告の収入では賄えない部分を事業者と一緒に分担金という形で三百数十万円を出している状況です。

○根岸光洋委員  それで、今までのやり方として、そういった経費を削減しながら、区の持ち出しを少なくして業者に頑張っていただいて、ここにありますけれど、サンケイリビング新聞社のほうで広告をやっていただいて、経費を賄ったということですけれども、23年度までそれでよかったと。

ここに24年度について書いてあるんで、ついでにお話ししたいんですけれど、実は4万部から3万部に減っているという現状ですね。これについては、ここに経費節減とか、発行部数の減少、また紙の質が変わるということで、私も持っているんで、確かに24年度はもうほとんど落ちちゃうんじゃないかというぐらい薄いというか、カラーもせっかくの区長のすばらしいお写真も少し色あせて見えるような、そんな感じで残念です。けれども、中身はいたし方ないとしても、部数を減らすということについて、ぜひこの辺はせっかく3万から4万に上げてもらったのにまた3万部に、1万部も大幅に減少するというのは、現在の経済状況を見て広告媒体がとれないということはあるかもしれませんけれど、ぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○矢作広報課長  部数減につきましては、サンケイリビング社と共同発行を始めた当初、3万部でスタートしております。非常にリニューアルして見やすくなったことと、その前、財政難の中で隔年発行をしており、2年ほど発行できない時期がございました関係で、ほしいという希望者の方が非常に多かったものですから、4万部にふやしたと。その後、また大型マンションで転入者の方が非常に多かった年が続いたものですから、その場合は4万部で維持してきたんですが、その後、昨年度については部数が大分余ったということがありますので、やはり全体的に無駄を見直すという中で、部数の精査で質を少し落として、経費をカットしたという経緯がございます。

ただ、実際に転入者の方にしか基本的にお渡ししていないということについては、従前からお住まいの方にお届けできていないというのは課題として考えております。実は今、タウンページをつくっているNTTの系列会社から御提案がございまして、タウンページの付加価値を高めるために、タウンページの中にくらしのガイドの情報を入れたいというお話が来ております。

パイロット事業として今年度進めておりますけれども、くらしのガイドの中から抜粋して二十数ページぐらい、特に御利用頻度の高そうなテーマを選びまして、二十数ページを、ちょうど豊島・文京版というようなタウンページの冒頭にくっつけていただく形で、恐らく今年度末、3月ぐらいから4月になるかと思いますが、NTTに加入している世帯すべてにお配りいただけるというお話が来ました。

このパイロット事業をさらに拡大しまして、先行きは、抜粋ではなく全部載せて合体版にして、全戸配布したいというお話も来ております。そうした中で、これまでサンケイリビング社との共同発行ということを進めておりましたけれども、さらにもうちょっと広げていくような共同の形も見えてきましたので、今、委員の御指摘にありましたように、より多くの皆様に情報を届けるという工夫を今後もしていきたいと思っております。

○根岸光洋委員  わかりました。タウンページに入れていただくのも1つの案だと思いますけれども、ぜひくらしのガイドとしては、私は単独で、先ほどセーフコミュニティの観点からも、さまざまな医療機関のものをパソコン上に落とすとありましたけれど、なかなか高齢者の方で見られない部分では、この本というのが冊子であるということが重要ではないかなと思っております。もうちょっと細かい点をお聞きしたかったんですが、時間の関係がありますので割愛します。