平成24年決算委員会 全部の補足 根岸発言(10月22日)

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東京国体・総合型地域スポーツクラブ

○根岸光洋委員  よろしくお願いいたします。私からは、スポーツの秋ということでスポーツ施策について伺いたいと思います。

オリンピックイヤーということで、オリンピックがあると、スポーツ取り組もうと、健康について考えようという方が大変ふえるということで、この間10月の体育の日にもさまざまなイベントが行われたと伺っています。体育の日とは、昭和39年の東京オリンピックを行った日ということで制定された、さかのぼれば、昭和23年に制定された国民の祝日という法律で規定された、そういう体育の日というのがあると伺っていますけども、こういった中で、豊島区でも、23年度の中でスポーツに関する意識調査を行ったということで、概要版、また詳細版をいただいています。この内容について、区民の体力への自信とか、運動やスポーツの参加とか、そういったものが、前回から10年近くたっているということで、どのような傾向になっているか、まずこれについて簡単にお伺いしたいと思います。

○岡田学習・スポーツ課長  委員御指摘ございましたスポーツに関する意識調査でございますが、こちらにつきましては平成14年度に行いまして、その後、今回、スポーツ振興計画の改定に基づくということで、新たに昨年度、調査を行ったものございます。

まず、第1点目でございますが、体力に関する自信ということでございます。今回の調査に基づきますと、体力に自信があるということでお答えがあったものについては、この調査につきましては自信がある、やや自信がある、余りない、ないと4つの選択肢がございます。

で、自信があるとややあるということで、体力について自信がありますよという傾向を調べましたところ、約6割の方が自信があるという回答がございました。

なお、単純に自信があるということで明確にお答えをいただいたのが、今回が約14%、正確に申しますと13.9%、14年度につきましては7%ということで約倍になったというものでございます。

スポーツを行う頻度ということで申しますと、大体週に3日以上実施したという形が、今回ですと50.2%ということで2人に1人の方がこういった傾向でございます。14年度の結果から申しますと、実施しているということでございますと約34%ということで、こちらにつきましては、当時、平成17年度に策定いたしましたスポーツ振興計画の中で、スポーツの参加率の向上ということを目的と1つの目標としてございまして、この意味で申しますと、大体前回の計画によるスポーツの参加率ということは、目標が達成されたという傾向でございます。

○根岸光洋委員  ありがとうございます。そういった傾向の中で、スポーツを親しむ方がふえた。しかし、その一方、体力が不足していると感じる方もスポーツしながらいらっしゃるという中で、まだまだこれからこのスポーツ施策についての取り組みの、重要性を感じるところです。課題として、施設数の増加とか設備の増加、利用料金についてとか、これは10年前からずっと多分言われて、これからも永遠に言われてくる課題じゃないかと思うんですけど、こういう要望に対して、区としてはどういうふうに対策をしていくのか、簡単にちょっとお答え願います。

○岡田学習・スポーツ課長  今回のスポーツに関する意識調査でございますけれども、今後、現行のスポーツ振興計画の改定に伴う基礎調査ということでございますので、今後の計画策定の中で、そういった御要望とか今回の結果を踏まえた形で策定に生かしていきたいというふうに考えてございます。

○根岸光洋委員  ありがとうございます。あと、特質なところとして、総合型地域スポーツクラブというのが出ていました。これについての認知度は、ほとんど知らないという方が圧倒的だったということで、ただ逆に、その総合型スポーツクラブについては、参加してみたいという方が40%ぐらいいらっしゃったという、このギャップをすごく感じるんですね。ということは、身近にこういうスポーツクラブ、そういったスポーツに関する取り組みがあるなら参加したいけども、それがわからないということで、これが今後の課題かなと思うんですね。

この総合型地域スポーツクラブ、全国の中学校約1万200ぐらいあるんですかね。その各学校に1つずつ、地域に1つずつつくっていこうというようなことも我が党としても推進して、また文部科学省もそのような方針を出していると思うんです。これの広報活動、こういったスポーツに対する充実という意味ではさまざま取り組みされていると思いますけども、身近なところにあるものを知らない、知らないけど、知っていればやりたい、こういう要望に対しての広報活動の充実というのが大事だと思うんですが、この点に関してはいかがでしょうか。

○岡田学習・スポーツ課長  委員御指摘のとおり、こういった広報活動、総合型地域スポーツクラブも含めてございますけども、課題というふうに認識してございます。で、経過から申しますと、西池袋スポーツクラブというものが、あちらは学校の改修計画の影響を受けまして、現在、休止という形をとってございます。今後の活動につきましても、旧第十中学校のスポーツクラブにつきましては、体育館の利用の取りやめということも含めまして、今後の検討課題となってございます。

また、スポーツ意識調査につきましては、スポーツ振興に必要なことということで、スポーツに関する広報活動というのが39.3%ということで非常に大きな回答割合になっているということでございます。

したがいまして、こういったスポーツの施設の利用の促進やスポーツの振興を進める上で、こういった情報発信、情報提供というのは非常に大きな柱だというふうに認識してございます。

○根岸光洋委員  わかりました。あともう1つ、その質問の中に、国体が来年行われるということで、国体に対する認知度もなかなか上がっていない、特にオリンピックも誘致するということになっていますけど、区民とか市民、国民の皆さんのそういう招致に対しての意識がほかの国から比べて低いという中で、今回、国体ということで出ていましたけど、豊島で3競技行われるとここに出ていたんで、私も初めてこれ見て気がついたんです。例えばキンボールとかビリヤード、ユニバーサルホッケーって、ちょっとビリヤードとかキンボールは想像できるんですが、ユニバーサルホッケーとかこういうのは一体どこでどうやって行われるのか簡単に説明してもらえますか。

○岡田学習・スポーツ課長  ユニバーサルホッケーとキンボールにつきましては、豊島体育館を競技場といたしまして、来年度実施するものでございまして、これから11月、12月にかけて、国体が実施される前の年ということで、プレ大会を行う予定でございます。で、今年度は、そのプレ大会の周知と、今年度の後半に向けて国体と、それからオリンピック招致に関連した形で、東京都のスポーツ振興局のほうから補助金が来るというふうに伺ってございますので、そういったものを活用しながら、PRのパンフレットをつくっていくということを考えてございます。

○根岸光洋委員 ありがとうございました。ぜひいろんな形でさまざま広報活動して推進してもらいたいと思います。