平成26年決特 文化商工・教育費 根岸議員(10月14日)

140331sport

スポーツ施設の料金・時間の検討

○根岸光洋委員 続きまして、スポーツ施策についてお伺いします。スポーツの取り組みについては、56年ぶりにオリンピックが東京で開催されると、昨年決まりました。また国民体育大会も昨年、東京で開催されたということで、大変なオリンピックイヤー、スポーツイヤーで始まり、ことしも引き続きその機運が高まっていると思います。

 その中で、スポーツに取り組む健康施策として、週1回以上スポーツを行っている方の割合を50%にすることを目標にするというお話を伺いましたが、現状はいかがでしょうか。

○關学習・スポーツ課長  平成23年度に区民のスポーツに対する意識調査を行いました。その時点で50.4%ということですので、一定の目標は既に達成しておる状況でございます。

○根岸光洋委員  これ、たしかスポーツ456というんですかね、週1回スポーツする人口の割合ということで、40代以下が4割以上、50代が5割以上、60代以上の人が6割以上を目指すという、多分それを平均して50%をとって、今超えたということですね。やはり低年齢というか、20代、30代、40代、特に仕事でどうしても朝から晩まで拘束時間が多い方は、本当に忙しくてスポーツになかなか取り組めないのではないかと思うんです。区役所の理事者の皆さんも忙しいんで、スポーツする人は何パーセントですかとここで聞きたいところですが、多分、走る公務員の活田課長、仕事も早い、走るのも早い、そういう活田課長ががいらっしゃるので大丈夫だと思います。ちなみに、今言った40代とか50代、世代別で言えばかなり差があると思うんですね。この辺の課題というのはどうとらえていますでしょうか。

○關学習・スポーツ課長  ちょっと手元に細かい資料はございませんが、全体的な傾向を申し上げますと、やはり30代、40代の働き盛りですとか、子育て世代と呼ばれている層、そこのところが委員御指摘のとおり非常に時間がない、忙しい、またお金がかかるといったふうな事情でスポーツに取り組む割合が4割を若干切るような形になってございます。逆に、御高齢の方はしっかり意識を持っていただいて、介護予防等を含めての教室等も多うございますので、取り組まれておりまして、私どもとしましては、やはり若い層にさらなるアプローチをすることが非常に重要だというふうに考えてございます。

○根岸光洋委員  本当にスポーツする、身近なところでいつでもどこでも取り組めるという環境が大事だと思います。最初の質問のときに、うちの地元のラジオ体操会は360日近くやっているということで、すばらしい取り組みだと思っていますが、その上で施設整備というのも大事になってくると思います。今、巣鴨体育館の改修工事をやっております。南長崎スポーツ公園もできましたけれども、豊島区においてのそういうスポーツ施設の整備については、今どういう状況で、また今後のその計画についてはどのようなお考えがあるのかお聞かせください。

○關学習・スポーツ課長  現在、計画としましては、旧第十中学校の跡地がスポーツ施設になるような計画になってございます。あとは朝日中学校の跡地、あそこも東部スポーツセンターということで、かなり古い構想でございますけれども、その時点で方向性としては、スポーツ施設というふうな形になってございます。

 いずれにしましても、かなり時間もたってございますので、今後、区内全体のスポーツ施設の配置状況と当時とは変わってきておりますので、再検討しまして、現在進めておりますスポーツ推進計画の策定の中で一定の方向性をお示ししたいというふうに思っております。

○根岸光洋委員  先ほどほかの委員さんからも施設について、南長崎が特に中心にありましたけれども、私のほうにも要望が実は来ていまして、前回の予算かどこかでも言ったかもしれませんが、夜間の利用時間の延長について要望が来ております。先ほどはプールの件でしたけれども、いわゆる競技場については、お隣の中野区なんかは11時までやっているとか、私も1回調べましたら、都内区立施設、いわゆる中央体育館というたぐいのものについては、大体10時半から11時までやっているところがあるというふうなこともお聞きしております。豊島区では、確か8時45分に終了して9時には退館しなくちゃいけないですね。私も今、学校施設も利用している団体もかかわっていますけれども、8時、9時に来る人も多いんですね。仕事終わって、定時が5時15分なんていうのは考えられない世界です。6時、7時、8時、当たり前の世界で、8時、9時にやっと駆けつけてきて、やろうかなと思ったら終わっちゃっているという、そういう中で、さっき言ったようなスポーツをする人口をふやしていこうというのは、相反している部分があるわけですね。

 そういう意味で、近隣との対応もございますので、できれば、区の施設の中でも1つは、10時半とか11時まで競技場を使わせていただけるようなものを改めて御要望したいんですが、御検討はいかがでしょうか。

○關学習・スポーツ課長  本区のスポーツ施設で一番開設時間が長いのは、池袋スポーツセンターでございまして、こちらは朝の8時半から月曜日から土曜日に関しては夜10時まで開設をしてございます。一般的に1人でジムでトレーニングしたり泳いだりとか、そういった方々への対応というところで、この池袋スポーツセンターのほうで、ある程度はできているというふうにとらえております。一方、例えばバドミントンであるとかバスケットボールであるとか、そういったものをすることで申しますと、やはり9時台に終わってしまうということで、それ以降の時間帯はどうなんだというふうな意見は私どものほうにも来てございます。

 で、近隣区等ちょっと調べてみましたところ、都内でも中央部、やはりお勤めをされている地域というのは余り遅くまでやっていなくて、逆に中野区ですとか板橋区は3つの体育館が夜11時までというふうな運営をしてございます。そういう意味では、おうちに帰ってきてから時間ができたので運動しに行くということで一定の効果はあるというふうには考えております。

 私どものほうとしても前向きに検討したいとは思っておりますが、一方では、やはり施設の維持管理にかかるコスト、人件費にかかるコスト等がございますので、実際、夜9時を過ぎての利用状況がどうかを近隣区の実績等も調査した上で、再度検討を進めてまいりたいと考えております。

○根岸光洋委員  ぜひよろしくお願いいたします。