H28年決特 全部の補足 根岸 10月 7日

①食品ロス削減の取り組み

○根岸光洋委員  では、私からは、食品ロス削減の取り組みについて伺いたいと思います。ことしの1定では高橋決算特別委員長が、そして3定ではふま議員が食品ロスについてお伺いしまして、つい最近、この10月の広報としま特集号にはすばらしい2人の若々しい女性が大根を手に記事が載ったということで、私どもも高く評価させていただきたい、このように思っています。中を開くと、さらに2面にわたって記事が載っています。そしてその最後には、連絡がおそくなって食事を残してしまったお父さんが翌日の朝のお弁当を詰めるということで、井上課長がエプロン姿で登場するという、本当に体を張っての登場に大変深い敬意を表するところなんですが、何で出てしまったんだろうという声もあるかもしれませんけれども、この食品ロス削減について、この広報紙で取り上げていただいたことについて、担当課長として記事の作成の御苦労や、また、食品ロス削減の取り組みについてのPRをぜひこの時間を設けてしていただければと思っています。

○井上ごみ減量推進課長  広報としま10月1日特集号をごらんいただきまして、ありがとうございます。私、お父さん役ということで、まことに僣越ながら登場させていただいた次第でございます。まずこの広報としまの特集号でございますけれども、まず手にとっていただきまして、食品ロスに気づいていただく、知っていただく、そして考えていただきたいという目的で紙面構成いたしました。表紙の1ページから見開きの2、3ページでございますけれども、まず食材の大根を主役に据えまして、購入段階から調理、そして余った皮や尻尾の使い切り方、そして残った料理の活用、この場面、お弁当ということなってございますけれども、そのような形で見開きの左から右にかけて時系列で場面場面を構成しました。なるべく教科書的な解説を少なくして、視覚に訴えていきたいと考えました。また、実際食品ロスはどれくらい起きているんだろうというところは農林水産省の2013年の推計ですと632万トンというのが出ていますけれども、それでは全然想像がつきませんので、一人一日当たりおにぎりだと1個から2個ぐらい無駄になっているんですよと、そのような具体例を載せております。そのような形で皆様のイメージしやすい、記憶に残るようなということを目的に、この広報としま作成いたしました。

この過程には何と言いましても女子栄養大学の皆さんの大変な御協力がございました。また、広報課の皆さんや関係部署の皆様の御協力、そして今お話にございました第1回定例会では高橋議員から、第3回定例会ではふま議員から一般質問をその中でも大変いろいろと御教示をいただきまして、この場をおかりして御礼申し上げます。また、私どもごみ減量推進課が全課挙げまして一生懸命取り組んだ成果でもございます。

以上でございます。

○根岸光洋委員  ありがとうございました。もうこれで質問を終わりたいぐらいな感じになりましたけれども、そうはいきませんので、細かい点についてお伺いしたいと思います。ごみ減量ということで、その中で先ほどから資源削減ということでお話がございますが、私ども公明党としましては、特に生ごみを減らすということがこれから先重要である。またもったいないと。そういった意味からも、この食品ロス削減について党を挙げて取り組んでいこうという現状でございますが、現在の食品ロス削減についての区の取り組み状況について簡単にお知らせください。

○井上ごみ減量推進課長  ただいま委員御指摘のとおり、ごみの削減、減量というのは非常に喫緊の重要な課題でございます。東京湾埋立地もあと50年でいっぱいになってしまうというというところでございます。そこで私どもとしましては、ごみを減らすためには、ごみをしっかり分別して資源もふやそうというところがございます。ただ、27年度のごみの量で言いますと、豊島区の場合5万7,409トンございまして、このうちの約93%が燃やすごみ、いわゆる可燃ごみでございます。その可燃ごみの中のまた約38%が生ごみという状況でございます。ですので、この生ごみの減量というのが非常な重要な課題となっている状況でございます。