平成28年決特 議会・総務費 根岸( 9月29日)
①エリアWi―Fi構築の経費

○根岸光洋委員  じゃ、引き続きまして、根岸のほうから質問させていただきたいと思います。
私のほうは、特にインターネットを活用したというか、豊島区の魅力というか、そういったものを構築していく上でのエリアWi―Fiとか、構築の経費とか、そういったものについてお尋ねしたいと思っています。インターネットについて得意か得意でないかというと、余り得意なほうではございませんし、興味あるかないかと言われると、やや興味あるかなという私が質問するのもなんなんですが、若い世代の方にアンケートを実はとりまして、その中で、1定でも質問させていただきましたけど、ラーメン大会を池袋でやって来街者をふやしてもらいたいとか、婚活についてやってもらいたいとかいった中に、このWi―Fiの整備について、これはもうデフォルト、デフォ、標準ですと、そういったことがあって、ぜひ質問していただきたいという声がありましたので、取り上げさせていただきました。自宅でも子どもに聞いて、Wi―Fiって使っていると聞いたら、何聞いているんですかみたいな顔をされたんですけど、それぐらい若者にとっては当たり前のことなんでしょうけど、私たちにとってはなかなか難しい話でございますので、答弁と食い違うことがあるかもしれませんが、その辺をしんしゃくしていただければと思っています。
インターネットの普及については、皆さんも御存じのとおり、日本は現在、いろんな普及率の定義がありますけど、世界で大体12位ですか。2015年度12位と、93.32%ということで、2008年には75.4%で15位ということですから、かなり上に上がったなと思っています。日本に来るいろいろな国の方がいらっしゃいますけど、例えば韓国が19位だったり、台湾が24位だったり、意外なのがアメリカが49位ということで、74.55%、これ見ると、2008年も同じように74%ということで、パーセントはほとんど変わっていないんですが、順位が大きく下がっているという意味では、いろんなアジアの地域の国々がそういった普及率について、定義は違いますけども、進めてきているなということを感じてございますし、日本にいらっしゃる、そういった外国の皆様も、そういったものを使って日本の各地を旅行されたり、興味を持ってこられているんじゃないかなと思っています。
また一方、このインターネットの活用については、そういったおもてなしの部分、外国の皆さんへのサービスの部分の向上とともに、防災という面もあるなということで含めて質問させていただきたいと思っています。
まず初めに、Wi―Fiスポットの整備については、多様な面があるということを申し上げましたけども、本区がWi―Fiアクセスポイントを設置したその目的と意義についてお伺いしたいと思います。
秋山情報管理課長  答弁をさせていただきます。私も4月からですので、うまく答弁できるかわかりませんけれども、御容赦願いたいと思います。
総務省からも、自治体がWi―Fiを導入する目的などというのも出ております、資料が。委員がおっしゃっていただいたところです。大きくは観光振興、防災対策、あと、行政サービス向上という面もあります。私どもも、その観光振興ということで、訪日外国人のみならず、日本人の観光客の方も、まちの回遊性を高めるとなると、地域全体の活性化のために観光振興でという目的があります。
あと、先ほどおっしゃっていただいたとおり、防災という面で、災害発生時の情報提供手段、確保という面がございます。
あと、住民サービスの向上というところで、これは新庁舎に移って無線LAN化をしたんですが、同じ機械を使ってWi―Fiにつなげるような仕組みをつくっております。来庁された区民の方は、無線のほう使えますよと、住民サービスという面、そういった効果を期待しての導入ということでございます。

○根岸光洋委員  ありがとうございます。27年度は新庁舎が開庁しまして、池袋駅周辺に3カ所のアクセスポイントを設置したということで、その後も、ことしの春先から向けて、南池袋公園が開設したり、そういうところに設置したりと、さまざま増設されていると思いますが、現在どの程度の設置がされているのか御説明願います。
○秋山情報管理課長  大きく分けまして、区の施設、あと駅周辺などの民間ビルなど、あと民間の小店舗というのもございます。で、区の施設につきましては、こちら本庁舎、池袋分庁舎、西部区民事務所につけております。あと、先ほどおっしゃっていただいた池袋駅周辺ですけれども、2回に分けて3カ所と5カ所で計8カ所、あと南池袋公園にもつけております。あと、今年度の事業で防災ということで、救援センター34カ所と公園2カ所、36カ所を整備する予定でございます。
○根岸光洋委員  大分進んできているなという感がいたしますが、それととともに、アクセスポイントを設置して、それだけふえたということなんですが、NTTドコモさんとのグループとの協働ということで、それを活用しているということを伺っておりますけども、例えばこれちょっと同じ比較ができるかどうかわかりませんが、例えばアクセスポイント数でいうとソフトバンクが46万カ所、auが24万カ所、ドコモは15万カ所というようなデータが一説にございますけど、どうしてこんな中でドコモさんとのそういった協働したのかということについてお伺いしたいと思います。
○秋山情報管理課長  選定の経緯でございますけれども、26年度、こちら行政情報化推進本部というのを区が持っております。本部長が水島副区長でございますけれども、こちらで決定をしております。そのとき、どういったポイントで選んだかということでございますけれども、費用面と、あとソフト面、ソフト面というのは成田とか羽田とか、そこら辺の空港ですね、そこの地域Wi―Fiと連携がとれるということで選んでおります。
費用面ですけれども、比較したのがNTTグループと、ソフトバンクグループと、あとKDDIと、3社ということだったそうです。KDDIから提案がなかったということで、NTTグループとソフトバンクグループで、その初期の費用とか運用費とか、それを経費としての比較をしまして、NTTグループのほうが安いということ。先ほど申し上げたソフト面ということがあって、NTTを選んだということでございます。
○根岸光洋委員  わかりました。それで、私、一般質問でもカバー率みたいな質問をしたら、なかなかこれはちょっと答えにくいというか、民間さんとのさまざまなものもありますし、そうやって各小店舗にも生活産業課のほうですか、推進して、それぞれがTOSHIMA Free Wi―Fiを使ってもらえませんかということで、導入について進めていらっしゃるということ聞くんですが、このエリアというか、届く範囲というのもあるんでしょうし、その使い方というのは、どういうふうに使っているかにもよるんでしょうけど、この現在の区の公共施設に限っていうと、どのぐらいのカバーになっているというか、整備率になっているというか、そういう聞き方でいいのかあれなんですか、お答えできますでしょうか。
○秋山情報管理課長  正確なカバー率というのを区の施設という御質問だったと思います。持っておりませんけれども、先ほど申し上げたとおりで、本庁舎と東池袋分庁舎、西部区民事務所というのはついている。今後、改築等がなされる産業振興プラザ、新しく建物が建つところについては設置をしていくと。既存の施設についても計画的にというところであります。現在のカバー率というところの御答弁にはちょっとなっておりませんけれども、後ほど調べまして、必要があれば資料として提出させていただきたいと思います。
○根岸光洋委員  それで、僕もちょっと調べてみたら、区の他の公共施設でいうと、例えば図書館ですか、駒込図書館とか上池袋図書館でもWi―Fiの利用者がいるというか、整備しているとか聞いた、これは区のいろんな方針とはちょっと違う、委託ですか、指定管理者になったからですかね。そういうところのサービスの向上ということでやっているんだと思うんですが、そういったものとも連動していただきながら、より多くのところで使えればいいかなと思ってございます。