平成28年決特 議会・総務費 根岸( 9月29日)
② 防災面でのWi―Fi.自動翻訳機

○根岸光洋委員  あともう一点、防災の観点からということで、これまでも区内でWi―Fiを活用した、そういったネットを活用した防災訓練が行われているということで伺ってございますけど、その状況についてお尋ねしたいと思います。
○木村危機管理担当課長  Wi―Fi等を利用した訓練ということで、私のほうからは帰宅困難者対策訓練の関係で答弁させていただきます。
毎年秋に、実際に帰宅困難者が駅周辺に滞留して一時滞在施設に移動する訓練を行っております。その際に、帰宅困難者役の人たちにどうやって情報を伝えるかということで安全・安心メール、あるいは区のホームページ、あるいはツイッター等を活用しているところでございます。
このように、災害時に帰宅困難者の皆様に情報を伝達する際に、やはりWi―Fiの整備というのは、やはり有効な手段の1つであるというふうに考えてございます。災害時の情報発信に大きく寄与するものというふうに考えてございます。
ことしの訓練におきましても、やはり同じようにしっかりとやっていきたいというふうに考えてございます。
○樫原防災危機管理課長  私、帰宅困難者対策以外の関係でお答えをさせていただきます。
先ほど情報管理課長のほうから御答弁がありましたとおり、救援センターにも今後、今年度設置をすることになってございます。今後、訓練をしていく上で、総合防災訓練では当然でございますけども、それ以外の合同防災訓練なんかでも通信のための訓練として活用して、実際に動いているかどうかも含めてですけども、試験も含めて活用して、訓練をしていきたいというふうに考えてございます。
○根岸光洋委員  承知いたしました。あと、たしか西巣鴨中学校の防災訓練で、私、見たんですけど、今説明あったかどうかちょっとあれなんですが、外国の方を、3カ国語ぐらいですか、英語と中国語と韓国語だったか、呼んで、何かNTTが開発した自動翻訳機みたいなのを使って、そのときの情報発信みたいなのをやった、実験みたいなのをやっていたんですけど、ああいったものは今後どういうふうに展開されていくんでしょうか。
○木村危機管理担当課長  委員御指摘のとおり、総務省と、あとNTT東日本のほうが実施している防災分野における多言語音声の翻訳システムの実証実験というのをやっております。こちらのほうは2020年をめどに実用化を目指しているものでございまして、実際に防災訓練の場を実証実験のデータを収集する際の場として提供しているところでございます。私のほうで所管している帰宅困難者の訓練にも、実際に何カ国かの方たち、英語を話す方とか中国語を話す方たちが帰宅困難者として参加して、実際、去年でしたらホテルメトロポリタンさんのほうに移動していったというような、そういうような訓練のほうを行っているところでございます。
○根岸光洋委員  これからふえ続ける外国の皆様、また、地域に住んでいらっしゃる外国の皆様にとっても安心・安全を提供していかなきゃいけないという意味では、非常に重要な課題ではないかと思っています。それで、また先ほどもありましたけど、救援センターとか含めて、公園にも整備がされていくということで、かなりふえていくわけですけども、そういうことによって、このWi―Fiのアクセスポイント、またWi―Fiステーションというのはどういう位置づけになっていくのかということについて御答弁いただきたいと思います。
○秋山情報管理課長  先ほど設置の目的のところで3点答弁させていただきましたけれども、観光というところは駅周辺と、先ほどちょっと小店舗については店舗数を申し上げられませんでしたけれども、については徐々にふえていると。防災対策というところでは、それほど、今までは、これまでは取り組めていなかったというところですので、これ総務省の補助金を使ってやるところですけれども、この防災対策という点では、アクセスポイントとして使っていければなというふうに思います。
○根岸光洋委員  ありがとうございます。ちょっともう少し具体的にあれだったんですけど、要するに豊島区が何かあれですか、電気通信事業者としての届け出をしなきゃいけないとか、そういったことも発生してくるんじゃないかなと思ったんで、その辺の点はいかがですか。
○秋山情報管理課長  今回は防災の関係で設置するに当たりまして、総務省の説明会に行ったところなんですが、今回から電気通信事業者の届け出をしなさいということですので、その届け出をしまして、来年度からになると思いますが、区も電気通信事業者等の扱いを受けるということになります。
○根岸光洋委員  わかりました。それで、先ほどほかの委員さんからもありましたけど、情報セキュリティー強化ということで、先ほど庁内のLANとWi―Fiというんですか、インターネット、つながらないようにしているということがありましたけど、私もちょっとその辺余り詳しくないんで、質問の仕方があれですけど、Wi―Fiについて、これだけふえてきて、多くの方が使うようになって、例えば西池袋公園、今度やるんでしたっけ、でも夜行くと、今、ポケモンGOというんですか、あれで本当に夜、人が立って、何してんのかなと思うと、一方向に向かって、ひたすら何か画面を見ている、ちょっと余り見たことないような風景に出くわすことがあってびっくりしちゃうんですけど、そういう方がふえてくることによって、Wi―Fi、そういうのはサービスとしては整備してもらいたいんですけど、そういうセキュリティーとかいろんなものについて、違う角度からですけど、どういうふうな取り組みをしていかなきゃいけないかというのを区の考えをお聞かせください。
○高田企画課長(東京オリンピック・パラリンピック連携担当課長)  御指摘のゲーム、確かにWi―Fiがあると通信料かからなくて非常によいと。ただ、ポケモンGO、私はやったことないですけども、通常はLTE回線ですとか通常の電話回線で皆さんやっていると思います。確かに神社とか、入っちゃいけないところにそういう形でゲームをやっている方が立ち入るというような事件も発生しておりますので、そういう問題につきましては、全庁的に情報を共有しながら、区民の安全・安心を確保していくような形で注意喚起を、情報発信をしていくといったことに取り組みたいと思っております。
○根岸光洋委員  ありがとうございました。まとめますけど、Wi―Fiの整備については、外国人の皆様へのサービス提供のみならず、防災面でも大変大きな役割を果たすということが、今、答弁の中で確認ができましたし、若い世代の方からは、本当にどこでもつながるのがデフォルトというふうな声もございますので、さらに安全面に注意しながら整備を進めていっていただきたいことを要望いたしまして、私の質問を終わります。