平成28年決算特別委員会 文化商工・教育費(10月 4日)根岸②
池袋本町小学校小中連携・防災対策について

○根岸光洋委員 次、行きまして、池袋本町地区小中連携校のことについて伺いたいと思います。
9月に竣工式を迎えました学校で、私も母校、池袋第二小学校出身でございまして、大変うれしく参加をさせていただきました。開校してからまだ一月ちょっとということで、さまざま課題もあると思いますし、ここで聞きたいことも幾つかあるんですけども、いろいろ苦労されながら、努力されながら、工夫しながらやっていらっしゃると思いますので、細かいことはまたの機会にお聞きするとして、大きく災害時の設備ということでお伺いしたいと思ってございます。
連携校の施設見学会は、かなり多くの方が、まず先に聞きたいんですが、訪れたと伺っています。午後から一般の方にも地域の方にも開放されたと伺っていますけど、見学者はどのぐらいいらっしゃったんでしょうか。
○尾崎学校施設課長  連携校の施設見学会ですが、1,600名以上もの来場者がございました。在校生の保護者のほかに、卒業生ですとか、就学前の幼児を連れた保護者の皆様とか、数多くの方が訪れたという状況でございます。
○根岸光洋委員  それだけ多くの方が注目されている新しい学校ということで、地域の人、また学校の関係者を含めて、大きな期待を持っていると思いますし、それから、ここは木密地域ということでもございますので、緊急救援センターとしての役割も大きいと思ってございますが、これは小学校、中学校ともに救援センターとして位置づけられたということでよろしいんでしょうか。
○尾崎学校施設課長  そのようになっているはずでございます。
○根岸光洋委員  そういう意味でいいますと、震災時の設備面でも、幾つかお聞きはしていますけども、充実されたものがあると、このように伺っていますが、震災時の防災面での設備についてお聞かせください。
○尾崎学校施設課長  まず、道路に沿って歩道状の空地を整備しまして、緊急時の大型車両の通行がスムーズになるようにしております。それと、避難所の中心となる2つの体育館、武道場、ランチルーム、炊き出しのできる家庭科室を1階にすべて配置しまして、防災力を高めています。そのほかに防災井戸を設置しましたりですとか、災害用トイレ、あるいは災害時に炊き出しができるかまどベンチを設置したりですとか、太陽光発電によって災害停電時に電力確保を図ったりですとか、そのような施設になっております。
○根岸光洋委員  先ほども申し上げましたとおり、本当に木造住宅の密集地域ということで、今度、特定整備路線の整備もされるということですけど、この学校が起点となって、さまざまな木密対策の1つとして、火災の延焼とか、そういった心配の懸念の声も上がっている中で、この学校ができたことによって、そういったことの防止もされるんじゃないかというようなことも聞いてございますが、この延焼防止等についての対策等があればお聞かせください。
○尾崎学校施設課長  まず、広いグラウンドと樹木、新しい校舎が延焼防止の機能を果たしまして、木密地域の中での安全な避難場所となります。そのほかにプールの水が災害時の消防水利として利用できますし、防火水槽用格納庫には地域の皆様が災害時に利用できるポンプを格納しております。あと、現在整備中の池袋中学のグラウンドですが、防火水槽を3カ所に設置いたしまして、合わせて125トンの水を使用することが可能となっております。