令和 3年決算特別委員会10月12日環境清掃・都市整備費

中小規模公園プロジェクト

○根岸光洋委員  私のほうは、公園について、いろいろ午前中も、先ほども出ましたけども、お伺いしたいと思います。

本当に豊島区は4つの公園、すばらしい魅力的な公園ができて、先ほど来からありますように、小さい公園、中小公園も様々取組をされているということでうれしいことだと思います。

私が子どもの頃は、池袋本町ですけど、本町公園ね、何もない、えんぴつ公園と呼んでいたんですよね、村上副委員長はよく御存じだと思いますが、電信柱がいっぱい置いてあって、そこでただ野球をするという、近くには朝鮮の子たちもいて、一緒に何かサッカーの交流試合やったりとか、何もないのが公園だというんですね、そういうふうな思い出があるんですが、原っぱがあれば公園と、そういうふうに思っていたんですが、今は本当すばらしい、環境にもいい、子育てしやすい、そういった状況になっているのかなということをつくづくありがたいなと思っております。

その上で、先ほど来出てます小さな中小規模の公園の活用プロジェクトの中で、私も参加させていただきましたが、西巣鴨の二丁目公園、区長さんもいらっしゃいまして、いろいろオープニングセレモニーやりました。パートトラックというんですか、そこでコーヒーをいただいたり、あと何か機関車を持ってきてね、機関車に子どもを何か乗せたりとか、そういったガーデニングとかやったりとか、本当にこれ、区民ひろばがちょうど隣接している地域ですので、お子様から高齢者までが、この公園を中心として、生きがいのあるというか、本当にすばらしい環境整備ができたんじゃないかなと喜んでいるところでございます。

1つ御質問をしたいのですが、この活用事業経費の中に令和2年10月1日、2020年グッドデザイン賞を受賞というのがございます。これについて、どういう内容なんでしょうか、お聞かせいただけますか。

○片山公園緑地課長  中小規模公園プロジェクトで、小さな公園を活用した公園づくりということで、パークトラックを中心として、暮らしの中にある公園ということで、良品計画さんと一緒に取り組んだものでございます。

グッドデザイン賞を受賞できることになりましたのは、この公園という一つの小さな公園の活用という中でやっていることが評価されたものというふうに考えてございます。特にパークトラックを導入するだけでなくて、通常の公園ですとキャッチボール禁止だとか、いろいろ禁止事項がたくさんあるという中で、上り屋敷公園ですとか西巣鴨二丁目公園、案内看板を集約して、この良品計画さんのデザイン性を生かしていただきながら、こういったことがこの公園ではできるんですよという、できる公園というような内容のものを盛り込んで、デザイン的にも統一して取り組んだと。そういった一体的な取組が評価をされて、グッドデザイン賞を受賞できたというふうなことでございます。

○根岸光洋委員  ありがとうございます。すばらしいことだと思います。

この公園、特に小さい公園については、先ほど来もありますけども、やはり待機児童対策ではございませんけども、本当、子ども、子育てのための保育施設がたくさんできて、園庭のない公園のために、あ、園庭のない保育園のために本当に活用されてきているなということを実感しております。

私の聞いたところでは、例えば、旧朝日中のところで遊んでいた保育園の方から、途中から学校の用地となって使えなくなり、またしばらくして使えるようになったけども、また今度はワクチンの接種会場になって使えなくなるということで、その間、西巣鴨地域の保育園の方は、先ほど来ありましたけど、17号を越えて、向こうのほうの公園のほうに大きな荷物を持ちながら、保育士さんが安全を確認しながら渡っていくということで、御苦労されてるなということを思います。

その中で、1つ出ましたけど、午前中にも出ましたかね、西巣鴨四丁目児童遊園、こちらには置き型の遊具が設置をされたということですが、これはそういった保育士さんが大きな荷物持って、行くのも大変だという中で、こういったのを置いて活用されているということですが、具体的に中に入っているものとか、あと管理の方法というのはどうなっているのか、お聞かせください。

○片山公園緑地課長  置き型の遊具というふうな御指摘でしたけれども、こちらの児童遊園、おもちゃ倉庫というものを設置してございます。中に三輪車を入れたりですとか、出し入れできるような小型の遊具を、いわゆる普通のスチール製の物置、ここに小型の遊具をたくさん入れて使っていただくという内容のものでございます。

まだ試験的にやっているものですけれども、この地域には児童遊園、1つしかなくて、回りには幹線道路に囲まれているということもありながら、園庭のない保育園が新しく2つできたということもありまして、なかなか遊びに行く機会がないというか、滑り台や砂場があるぐらい程度のものです。

そういった中で、保育園にいろいろ聞き取り調査などを行きますと、なかなか遊具を持って歩いている保育園もあるということですので、現地に倉庫を置いて使っていただけたらということで、今は試験的でございますけれども、その園庭のない保育園の2園さんに鍵をお貸しして、利用する際は開け閉めと片づけもしっかりやっていただきながら使っていただいているというようなところでございます。

○根岸光洋委員  おもちゃ倉庫ということですね、失礼いたしました。

それで、思い出したんです、たしか西巣鴨四丁目児童遊園、まだ古いというか、かなり老朽化した滑り台があって、ここに行っている保育士さんからお聞きしたんですけども、子どもが遊ぶときに、こういった古い、急な滑り台で、子どももなかなか遊ばない、なおかつそれがあるために死角になって、保育士さんから子どもが遊んでいる姿が見えなくて、けがするんじゃないかということで、できれば、普通はこういった遊具は増やしてほしいというのが結構あるんでしょうけど、撤去してほしいみたいな声もあったんですが、その後、こちらについてはどうなっていますでしょうか。

○片山公園緑地課長  こちらの児童遊園、今御指摘の滑り台については、来月中旬頃から撤去を開始する予定でございます。改修工事に年明けまで入る予定ですけれども、町会のほうからも、地域の行事をやる際に、敷地の真ん中にあるとなかなか使いづらいといった声がございまして、また、保育士さんのほうからも、なかなか、広く走り回って使いたいというような御要望もありましたので、滑り台を撤去するということに至りました。この滑り台の撤去をすると、なかなか遊ぶ道具等もなくなってしまうというところもありましたので、私どものほうでおもちゃ倉庫というものを試験的にやってみようかという発想で取り組んだところでございます。

○根岸光洋委員  それで、私、地元のほうは北大塚二丁目公園、こちらにもこの間、実は呼ばれて行ってきまして、この公園は、実は住んでいる方が、長く住んでいる方がいらっしゃいまして、その方をどうやってこの公園から出ていっていただくかということで、石井課長はじめ、当時の公園緑地課は大変御苦労されて、住んでいるところがおトイレのところということで、トイレを改修するということで一回出ていっていただきまして、その方に、ただ、工事を毎日のように見に来られて、新しいトイレになったらまたそこに住もうという、そういう魂胆だったらしいんですが、それを何とかしようと町会の方含め、地元の方が努力しまして、どうしたらいいかとした結果、鍵を締めようということで、公園に鍵を締めて開け閉めをするということで落ち着いたと伺っております。

ここにも前は築山という、実は遊ぶ、公園で遊ぶそういったものがあったらしいんですが、それも撤去してほしいということで撤去して、まあ小さい公園ですので、大きく広く、また町会でも防災訓練とかできるんじゃないかということで、今そういった、少し広くなった公園にリニューアルされたんですが、ここにも子どもたちが、保育園の子どもたちが午前中、遊びに来られていて、それを見られた地域の方が、やはり遊具が少ないんじゃないかと、さっきと、は撤去してくれという話でしたけど、遊具が少ないから設置してほしいということも言われました。いろいろ考えがあると思うんですが、大人から見て、やはり少ないからもっと子どもが取り合いになっているから造ってほしいという声と、保育士さんから見れば、あんまり遊具がたくさんあると、かえって死角になったり、またけがすることもあるという観点もあると思うんですね。この辺の取り合いって難しいと思うんですが、それで今お聞きしたおもちゃ倉庫というのは非常にいいなと思うんですよね、ぜひ北大塚二丁目公園のほうにもおもちゃ倉庫とか設置してほしいなという希望もあるんですが、いかがでしょうか、考えとしては。

○片山公園緑地課長  委員御指摘のとおり、なかなか築山がなくなって遊具が少ないといったところも、御要望があればおもちゃ倉庫の設置なども前向きに考えてまいりたいと思います。

また、モバイル遊具というふうな言い方をしておりますけれども、設置してすぐどけるようなこともできるような遊具というのもございますので、そういったものも併せながら、今後の補助金等を活用しながら検討してまいりたいというふうに思います。

 

【防犯カメラの設置】

○根岸光洋委員  ありがとうございます、よろしくお願いします。

それと、また関連というか、あれなんですけど、公園の安全性ということで、以前も委員会でいろんな方がお話しされたと思うんですが、公園の防犯カメラの設置、これをしようということで、たしか区長のほうからも公園の防犯カメラの設置を進めていきますというお話があったと思います。私の記憶では、たしか有里委員もおっしゃったかと思うんですが、いろんな方が、本当そういう意味では公園の安全性の、高めるために防犯カメラの設置をお願いしたいということで、予算の関係もあって、どのぐらい進んでいるかということなんですが、現在の公園の防犯カメラの設置状況というのはいかがなっておりますでしょうか。

○片山公園緑地課長  防犯カメラの設置ということで、当初、区内の86か所程度、90か所弱を想定しているということで、徐々に始めてきたところでございます。平成30年度以前は5つあったところが、元年度には14か所ですかね、設置してございます。昨年度、2年度も6か所、7台、防犯カメラを設置しているところでございます。

今年度につきましても、大体年に6か所、7か所程度、設置を進めてまいりたいと思っているところでございます。当初はせっかくきれいにしたアートトイレ等がまたいたずらされるんじゃないかということで、そこへの設置を考えていたところでございますけれども、そういったところですとか、あとは不法投棄ですとか、いたずらがあるようなところ、地域によって、いろいろ要望がございますので、そういった事情を加味しながら、順次進めていっているといったところでございます。

○根岸光洋委員  4つの公園整備ということで、豊島区は本当に内外ともにすばらしい魅力を発揮して、また多くの方が豊島区に住みたいと、豊島区で子育てしたいということで、人口の増加も見られたんじゃないかなと思っております。

これに引き続いて、今までお話ししたとおりの中小の公園の整備というのが、外から呼び込んだ方々、また、もともといらっしゃる方々が地域で根差して定着をしていく、住み続けたい、こういったまちづくりの一環として大きく寄与していくんじゃないかと思っております。今後ともこういった中小公園、大きな公園も含めた中小公園の整備をぜひとも進めていただきたいことをお願いして、私の質問を終わります。