平成29年予算委員会文化商工・教育費  3月10日 根岸発言②

放課後対策課

○根岸光洋委員 次に、教育のほうについて、放課後対策課ができるということで、放課後対策課にについて、今度スキップが子ども課から教育委員会に移管されるということですが、スキップの所長さん、またこの放課後子ども教室というコーディネーターさん、また安全員さんとか等々いらっしゃいますけど、すべての方がこの放課後対策課のほうに異動して、校長先生の管理下のもとに運営されるという認識でよろしいんでしょうか。

 

○兒玉庶務課長  教育委員会に新設される放課後対策課は、子ども課から移管されるスキップ事業と、それから放課後子ども教室、それから学校開放事業を一元的に行う新しい課でございます。放課後対策課長のもと、スキップの所長そのほか指揮命令権は放課後対策課長が持っている組織が新たにできるということでございます。

 

○根岸光洋委員  その放課後対策課長さんと、要するに今度学校長さんの関係というのはどういう指揮系統というか、なるんでしょうか。

 

○兒玉庶務課長  学校は教育目的、義務教育の所期の目的を達成する組織でございまして、教育委員会にある放課後対策課は、その放課後対策事業を一元的に責任を持って運営する課でございますので、組織としては別組織で、放課後の事業を放課後対策課長が一元的に運営すると。学校はまた別の組織となってございます。

 

○根岸光洋委員  わかりました。新しい組織ということなので、スムーズに子どもたち、または利用する方々が、またそこに携わる多くの方々にうまくいくようにやっていただきたいと思います。

その中で今、学校開放事業も所管するというのが出ました。学校開放事業については、本当に36万とか37万とか、そういう多くの方が学校の施設を利用して、校庭、体育館、または教室等を利用されているという実態がございますけども、今度はこの学校開放事業について、まず最初に、多くの区民が利用している実態について、区はどのような、学校施設を利用することについてどのような認識を持っていらっしゃるか、まず先にその点をお聞きします。

 

○兒玉庶務課長  学校は、やはり地域コミュニティの拠点であります、地域の学校でもありますので、教育活動に支障のない範囲で、区民の方々のスポーツ振興、それから地域活動、そういった地域コミュニティの形成に大きな役割を担っているというふうに、私ども認識してございます。

 

○根岸光洋委員  ありがとうございます。本当に歴史的にいうともう何十年、昭和50年代くらいからもう始まっていると思うんですけど、私も中学生時代からずっと学校開放を利用させていただいて、当初はバドミントン、確か旧雑司が谷中学と旧平和小学校の2つぐらいしかなくて、そこに行くと全日本の社会人チャンピオンと全日本の学生チャンピオンが練習しているみたいな、あの人たちうまいな、だれだろうみたいな、そんなことをしたぐらいちょっとマイナーなスポーツなんですけども、そういった利用をすることができて大きく広がってきたんじゃないかと思ってございます。

その中でまたもう1点、中学生の開放事業というのも行われております。これを見ますと、27年度では体育館が2,025人、校庭が201人ということで、かなり数的には出ていますけど、この辺のどういった学校がどんな感じでやっているか、ちょっと簡単に教えてください。

○兒玉庶務課長  これは、地域の方々の御協力によりまして、学校開放運営委員会という組織がございまして、これらの組織で地域の方々の御協力により学校開放を行っているものでございまして、この数字、2,026名の御利用のある学校につきましては、現在、池袋中学校と千登世橋中学校でこの中学生の開放を行っているところでございます。

 

○根岸光洋委員  私も、地元が池袋中学校出身なもんですから、こちらのほう、本当にこのボランティアでやられている方、もうかなり高齢の方ですけども、中学生を相手に、本当に成長期の、少しちょっと言えば生意気盛りのというか、そういう中学生を相手に一生懸命、私の子ども大分叱られながらそうやって育てていただいたという経験があって、どんどんどんどん、今、全8校中2校しかやってないということで、このボランティアの方がうまく引き継げるかどうかは別として、いずれはなくなってしまうのかなと寂しい気持ちがありますけども、中学生開放をぜひこの放課後対策課もできるということであれば、力を入れていただいて、継続していただければなと思っています。1つ聞きましたら、部活動をやっている方も結構、この土曜開放が中学生が来るということなんですね。例えば、野球部の人がバスケットをやってみたいとか、バトミントンをやってみたいとか、バレーボールをやっている人がバスケットをやりたいとか、ほかの競技もやりたい、そういうときは部活動でできませんので、この中学生の開放に来るとさまざまなスポーツが自由にできるということで、大変に喜ばしいと。また、保護者のほうからも、そういう土曜日の開放がなくなると、やはり池袋に近いので、池袋の盛り場に行ったり、また、ゲームしたりとかいうことで、体を動かすことがない子どもたち、そういった子どもたちのためにもこの中学生開放は大変重要だという声も聞いておりますので、ぜひ引き続き継続していっていただければと思っています。