平成24年決算委員会 清掃環境都市整備土木 (10月16日)

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省エネ、エコアクション21・企業支援

○根岸光洋委員 お願いします。 私からは、省エネの取り組みについてということで、エコアクション21、せんだって全員協議会でも御説明がありましたけど、こちらについてお尋ねしたいと思います。省エネの取り組みということで、まずこの事業目定と概要についてお知らせください。

○鈴木環境政策課長 エコアクション21取得でございますけれども、豊島区としては2つのかかわりをしてございます。事業者への支援と区の施設が直接取得したということでございまして、委員の御指摘は区の施設の取得かなと思っております。
事業者への取得支援を、区として政策の1つとしてやってございますので、豊島区も1つの一事業者として省エネに取り組む姿勢を明らかにしていくということで、エコアクション21の取得に至りました。そのような目的と概要でございます。

○根岸光洋委員  区の取り組みをお聞きする前に、事業者への支援なんですけど、こちらについては、23年度はどんな実績になっていますか。

○鈴木環境政策課長  先ほど来、余り執行率が高くない事業ばかりで大変恐縮でございますが、23年度実績でございますが、エコアクション取得セミナーの参加事業者が4事業者、エコアクションの認証取得に対する助成事業の対象となったのが2件ということでございます。

○根岸光洋委員  特に執行率ということじゃなくて、いただいた資料の中に、皆さんに出している中に、区長を初め、職員一丸となって率先して省エネ行動に取り組んでいきます。こういう一文があると、すぐ目につくわけですね。それで今、お伺いしているんですけど、実際これ、環境活動レポートとして区のホームページで公表していきますとありますけど、これはどうなんですか。

○鈴木環境政策課長  このたび、昨年の7月から12月までの取り組みをもとに、ことしの8月1日、認証取得をさせていただきました。それにつきましては、区のホームページに環境活動レポートということで公表するというのがエコアクション21の取り決めでございまして、現在もその活動内容は公表しております。今後も毎年この環境活動レポートというのを作成いたしまして、区民に対して省エネに取り組むという姿勢を明確にしていくということになります。

○根岸光洋委員  わかりました。それで、話がちょっと両方、事業者さんの支援と区の取得と一緒に、話を展開させていただいていますけど、具体的に区が取った意義というのをお聞きしたんですが、区内事業者さん,大体何件ぐらいで、その事業者はどういった事業者が積極的に取っているのか教えていただけますか。

○鈴木環境政策課長  区内の取得事業者は、豊島区という事業者も入れまして30事業者です。事業者はさまざまでございまして、コンサルタント会社ですとか、設備関係の会社ですとか工事関係の会社ということで、ジャンルはほとんど問わないと。ただ、認証の性格からいいまして、ISOというのがありますけれども、大企業はISOを取る傾向がありまして、エコアクションは割と中小規模の事業者が多いと思っております。

○根岸光洋委員  わかりました。そういう意味で、中小企業の皆さんが取り組みやすい環境系システムだと認識しましたけども、認証取得の労力に比べて、比較して変ですけど、メリットというのがどういうふうに出てくるのかなというのが課題であるんじゃないかと思うんですけど、区も積極的にこういった省エネということを取り組む企業を支援するという意味では、何かインセンティブ、そういったものを付与する必要性があるんじゃないか、そう考えますけど、区のお考えはいかがですか。

○鈴木環境政策課長  まず、現在もある制度といたしましては、契約の際の総合評価制度の中に、こういう認証を取得している事業者につきましてはポイントが付与されるという契約の方式が1つございます。ただし、そういう契約内容は、金額が大きいものが多くありまして、エコアクション21を取っているような中小規模の事業者はなかなか参加する機会もないということで、メリットが少ないというのが課題となってございます。

今後、私どもで実施しておりますエコ事業者の補助制度などに、このエコアクション21の取得を絡められないかということを25年度に向けて検討していきたいと思っております。

○根岸光洋委員  わかりました。ぜひ多くの中小企業の皆さんが取りやすいというか、それによって省エネに対する意識を高めていただいて、また、企業の価値も高めていただくようにしていただきたいと思うんですね。

あと、戻りまして区のほうですけども、今後の区の、本庁舎は取りましたけども、さまざま予定があると思うんですけど、この辺はどう計画されているんでしょうか。

○鈴木環境政策課長  毎年環境活動レポートは作成しておりますが、認証の更新は2年ごとになります。したがいまして、次回の更新は26年度ということになりますが、この際には認証取得の施設を拡大したいと思っております。現在のところ、区役所の別館、区民センター、生活産業プラザ等々につきまして、区の、要するに事務室機能を持っているところについて認証を拡大したいと考えておりまして、それらを含めた新庁舎への移転も視野に入れた活動をしてまいりたいと思っております。

○根岸光洋委員  まとめますけども、今後こういったいろんなさまざまな環境、省エネの運動が出てくると思います。

今のように、区役所の、またさまざまな事務的な施設も拡大すると伺っていますけど、26年度ということで、27年度には新庁舎が今度できるんです。この新庁舎との関係というとどうなるんですか。新庁舎のほうはどう取り組むんですか。

○鈴木環境政策課長  26年度時点では、庁舎はまだこちらの庁舎でございますので、この庁舎での活動実績をもとに認証を更新するということになります。その後、27年度に新庁舎に移転した後、28年度の認証更新の際に、新庁舎を含めた認証更新ができればよいと考えておりまして、そのような形で豊島区全体がエコアクションの取り組みを進められるようにしていきたいと思っております。

○根岸光洋委員  ありがとうございました。省エネのさまざまな取り組みがあると思います。きょうの審議の中でもいろいろとございましたけども、区が率先して、こうした本当にかゆいところに手が届くじゃないですけども、大企業さんができること、中小企業でできないことをこうやって後押しをしてやっていくということ。また、区がそのまま先頭に立って、一緒になってやっていくことは大変に有効であると思いますし、先ほどに戻りますけど、区長を初め、職員の皆さんが一丸となって、率先して省エネ行動に取り組んでいく姿というのを示すということが、今後もますますこういった省エネのものにつながっていくんじゃないかと思いますので、積極的な取り組みも今後とも展開していただくようお願い申し上げまして質問を終わります。