平成27年予算委員会 福祉衛生費( 3月 2日)
緊急医療救護所、潜在看護師
○根岸光洋委員 続きまして、これ防災のほうでも出たんですが、緊急医療救護所について、二次救急、8病院と、医師会の計9カ所に緊急医療救護所を設置するということで、近くの公園とか空き地を活用すると伺いました。このとき、トリアージをするというか、軽傷者についてはそこで判断してということで、一般の救急、二次救急なりがいっぱいにならないような、そういった体制を組むんだということをお聞きしたんですが、ここに派遣される医師、看護師、こちらについては今、どういう取り決めになっているんですか。
○佐野地域保健課長  本区の災害医療の体制の検討、今、災害医療対策検討会議のほうで進めておりますが、その中で、現在、緊急医療救護所の配置が、おっしゃったような形で9カ所ということで想定しております。こちらに派遣される配置医師、看護師については、医師会のほうで確保するということになっております。
○根岸光洋委員  そうすると、近隣の医療機関というか、そういったところから派遣されるというのが、担当が決められるということなんですかね。
○佐野地域保健課長  詳細については、まだつかんでおりません。医師会の中でメンバー、どの部署に、どの地域に、だれを派遣するとかというのは検討中でございますが、基本的にはそうした方向でやっているというふうに考えております。
○根岸光洋委員  それと、あともう1つ問題になるのが、やはり薬剤というか、そういった医療器材のほうなんですが、これについてはどういうふうな考えで。
○佐野地域保健課長  緊急医療救護所に備蓄する薬品等については、来年度予算で計上しておりまして、現在、薬剤師会とともにその配置先、数とかにつきまして検討しているところでございます。
○根岸光洋委員  実際いざ起きたときに、そういった医師が来なかったり、看護師がいなかったり、薬剤がなかったりということがないように、これからしっかり計画されて供給されるんだというようなことでお伺いをしています。
 その中で1点、時間がなくなりましたので、1点だけ絞ってお伺いすると、私も従来から申し上げています看護師不足、これについては、医師の方が派遣されたとしても、看護師は今、この二次救急のところでも相当減っているというか、困難な状態で、看護師を募集してもなかなか来てもらえず、高い給料を支払わざるを得ないような状況で、一説によりますと、昔の家政婦紹介所じゃありませんけど、そういった紹介所を頼むと、1人100万円から150万円の紹介料をとると。それで半年ぐらいでやめられちゃうという、そういう実態があるということも伺っているんですが、実際こういった医療救護所も含めてそうでしょうけど、一般のいわゆる救急病院を含めた、そういった病床を抱えているところの看護師不足というのは非常に重要な問題だと思っていまして、潜在看護師についても、従来、質問させていただきまして、豊島区にも数百名程度がいるということで、こういった看護師の就労支援についても、ぜひ保健所で窓口をと言ったら、なかなか専門性が高いので、できないということでございましたけど、今度新庁舎にもハローワークが入るというのも聞いていますし、保健所としてもそういった体制を、新庁舎の中でも医療体制についての相談コーナーとかができるんじゃないかなと思っていますけど、ぜひこの看護師についても、就労支援を積極的に進めていきたいことをお願いしたいと思います。
○佐野地域保健課長  これまでも病院の先生方からも同様の要望を受けております。区としても潜在看護師の活用に向けて、今後医師会、病院と十分協議をしながら進めてまいります。
○根岸光洋委員  ぜひよろしくお願いいたします。
 以上です。ありがとうございました。