平成27年予算委員会 文化商工・教育費( 3月 5日)
区内の体育施設のトレーニングルーム、プール
○根岸光洋委員  ぜひよろしくお願いします。
 次に、体育館について御質問したいと思います。利用料の減免がこの4月いよいよなされるという大変に喜ばしいニュースで、区民の皆さんも喜んでいらっしゃいますが、初めに、区内の体育施設のトレーニングルーム、プール、競技場は大体どのぐらい活用されているのか、人数というかわかれば教えていただけますか。
○關学習・スポーツ課長  利用人数でございます。施設ごとでまとめているものですと、ちょっと手元に資料がございませんで、全体の合計数としまして83万4,000人ということになってございます。あと、今回改修いたしました巣鴨体育館でございます。こちらのほうを見てみますと、競技場が2万7,000人、トレーニングルームが2万4,000人、プールが6万1,000人、合計といたしまして11万3,000人程度が平成25年度の実績ですけれども、御利用いただいているところでございます。
○根岸光洋委員  かなり多くの方が利用されて、まさにこの巣鴨体育館も待望の1年ぶりの再開ということで、皆さま心待ちにされていると思うんですね。ここプールも随分きれいになったと。プールそのものはもう大分前にやっていると思うんですが、このプールのほうの改築に何か特色があるんでしょうか。
○野島施設課長  プールのほう、今回新たに導入したものにつきましては、プールの水がこぼれた場合、ろ過をしまして、またプール内に戻すという装置を設置いたしました。また、天井につきましては、耐震天井を設置いたしました。また、柱につきましては5色や6色の色とりどりの塗装を施したところでございます。
○根岸光洋委員  色をつけたと今お聞きしたんですけれども、5色の色、何か五輪とかそういうイメージしてやられたんですか。

○野島施設課長  暖色系と寒色系でいろいろ比較したんですけれども、暖色系がいいということで、今の色が決まったような次第でございます。
○根岸光洋委員  大変すばらしい発想ではないかな。今までちょっと余り見たことないような、競技しながら、プール入りながら心うきうきするようなそういう施設だと期待するところですが、このプールについては障害児、障害のある方の教室やお子さんの教室とかも自主事業なんですかね、やっていると伺っているんですけれども、それは実態はどうでしょうか。
○關学習・スポーツ課長  保健福祉部のほうで、ぜんそくをお持ちのお子さん等を対象とした水泳教室などを行ってございます。
○根岸光洋委員  わかりました。それでこちらのほうは残念ながらエレベーター設置が構造上できないということなんですよね。ということで、残念なんですけれども、やはり私のほうに寄せられた声も、隣のスロープを使って下まで行けないのか、プールのほうまで行ける方法ないんでしょうかとか、競技場のほうは階段を上がらなくてはいけないものですから、なかなか難しいとは思うんですが、トレーニングルームもありますので、そういうところでいろいろできる限りの運動をしたいという声もあるんですが、この辺について何か特段の構造上の課題があるということなんですけれども、そういう障害をお持ちの方も使えるような、そういったものが今後考えられないんでしょうか。
○關学習・スポーツ課長  いろいろ検討を重ねたところ、ハードでの対応が非常に難しいという結論に達してございます。今後、運営サイドのほうで介助を充実させるであるとか、お手伝いするというふうな形で何らか対応策のほうは検討を進めてまいりたいと考えてございます。
○根岸光洋委員  それから区の全体の施設に関することなんですけれども、トレーニングルームとかの機械、相当な額の機械というのは台数も入ると思うんです。これの選定というのは実際区のほうで意見として述べて選定しているんでしょうか。
○關学習・スポーツ課長  今回は運営サイド、指定管理者のほうと協議しながらマシンの種類を決めさせていただいております。マシンの経費ですが、こちらは指定管理者のほうがリースで契約する形になってございます。
○根岸光洋委員  そういうことであると、なかなか区の希望というか、区民の皆さんの希望がどこまで入るのかなというのもあるんですけれども、ぜひそういった声も聞いていただいて今後の整備――今回入ってしまうんでしょうけれども、整備についてぜひ声も聞いていただければとも思っております。
 あとさきほど利用料の減免とあったんですけれども、プールとトレーニングルームが減免されて、これも大きな前進だと思うんですが、私は主に競技場のほうを非常に関心持っている一人であるんですが、競技場の利用料の減免については、いかがなんでしょうか。
○關学習・スポーツ課長  今回のプール、トレーニングルームの値段の引き下げをもって、競技場と値段がそろったというような状況でございます。ひとまず現時点においては競技場の見直しということは考えてございません。
○根岸光洋委員  質問しないほうがよかった感じがしてしまったんですけれども、ぜひ前向きに考えていただければと思います。あと競技場については、競技場というか施設全体についてだと思うんですが、プール、特に池袋スポーツセンターなんかは早朝とか夜間の延長をして、指定管理者さんが努力されているということを伺っているんですけれども、ぜひ競技場も含めた夜間の利用について、前々からお願いしているんですけれども、23区の中でも中央体育館と言われるものについてはほぼ大体10時とか11時までやっているところがありますので、ぜひプールとかトレーニングルームではなくて、競技場についても夜間の利用ができるよう、ぜひお願いをしたいと思います。これ近隣との対応とか、指定管理者のほうの体制とかあると思うんですが、南長崎スポーツ公園とか、また、豊島体育館とか含めて検討をお願いしたいんですが、改めて。
○關学習・スポーツ課長  本区の近隣区の状況でございますが、中野区と板橋区のほうで11時台まで施設を開設して競技場のほうもオープンしていると伺ってございます。また、平成24年2月に実施いたしましたスポーツに関する意識調査の中でも、特に20代の方を中心に開館時間の延長を望んでいる声が多うございます。そういった状況でございますので、前向きに検討は進めたいところではございますが、課題が2点ございます。1点については、委員御指摘のように、近隣住民の方の御理解がいただけるかということ。そしてもう一点が運営経費増額になります。それと実際の利用者がどれくらい拡大するか、その費用対効果の面でございます。南長崎につきまして、実際7時から23時延長したら幾らになるのか、参考の見積もりをとってみたところ、年間2,550万程度という数字も出てきてございます。今後、他区の実際の深夜時間帯の稼働状況なども調べながら検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。
○根岸光洋委員  ぜひよろしくお願いいたします。スポーツを通して健康で生きがいのある生活を送れるよう取り組みをお願いしたいと思います。豊島区においては学校施設の開放が10時までというか、遅くまで使わせていただいていますので、より身近なところでスポーツができる、そういったものはそろっていますけれども、中央公立体育館としての役割もぜひ御検討いただければと思います。