平成28年決算特別委員会(10月 5日)1~9補足 根岸
2020五輪啓発と区内スポーツ施設の充実

○根岸光洋委員  公明党の根岸でございます。引き続き、よろしくお願いいたします。
私からは、スポーツへの取り組み、スポーツ推進について伺いたいと思います。
オリンピックイヤーのことし、リオでのオリンピック・パラリンピックの感動が冷めやらないところでございますけれど、オリンピックについてもいろいろと委員の皆さんから御議論がございました。
オリンピックは、参加することに意義があるというような言葉がございます。これは、選手、また関係者のみでなく、私はすべての方が参加できるオリンピック・パラリンピック、だれでも参加できるオリンピック・パラリンピック、東京オリンピック・パラリンピックにすべきではないかと、このような観点から御質問したいと思ってございます。
ロンドンオリンピックやリオオリンピックでも約7万人のボランティアの方が活動されたと伺ってございます。10日間の本番期間、また3日間のトレーニング期間の中、休みをとらなきゃいけないという大変な中でございましたが、多くの方がオリンピックに、パラリンピックに参加したということが言えるのではではないかと思ってございますし、ロンドンではアンバサダーという都市案内ボランティアの8,000人の方が採用されて、まちの魅力、ロンドンの魅力なんかを御紹介したということも伺ってございます。
東京オリンピック・パラリンピックに向けて、私も参加すると、そういう意味を強めたに質問していきたいと思ってございます。
その上で、スポーツを推進するに当たって何よりも大事な施設について御質問したいと思ってございます。現在の体育施設の利用状況について簡単にお聞かせください。
○藤田学習・スポーツ課長  平成27年度の9施設ございますが、利用者数の合計が123万1,077人で、平成26年度が99万人でしたので、前年度比で23%の増でございます。
○根岸光洋委員  今の答弁、23%、大きいなと思うんですけれど、実際、巣鴨体育館の改修がございましたので、私、平成25年と比較してみたんですが、平成25年の104万人から比較すると123万人ということで、17%の増加ということですので、課長、かなり大きく言ってくださいましたけれども、本当に増加していることは間違いないということで、これだけスポーツを親しむ方がふえているということでございますし、また平成25年には南長崎スポーツセンターもオープンしたということで、こういう意味でも、豊島区のスポーツ熱というのは大きく広がっているのではないかと思っています。
一方で、利用料金の値下げというのも影響しているのではないかという声もございました。また、各施設の自主事業の工夫によって利用者の拡大につながったという声もございます。この点についてはいかがでしょうか。
○藤田学習・スポーツ課長  今、委員御指摘のとおりでございまして、やはり600円から400円、中学生以下の方は300円から200円に値下げしたといったことがやはり影響しているかなと思っております。
○根岸光洋委員  特段、1個だけ取り上げると、池袋スポーツセンターですか、ここは25万人が35万人という、10万人もふえているんですけれど、これは特段何か自主事業やった経緯があるんですかね。これについてちょっと御説明いただきたいのですが。
○藤田学習・スポーツ課長  今、委員御指摘のとおりでございまして、池袋スポーツセンターは、自主事業でやはりお子さん向けの事業だとか、子育て世代向けの事業だとか、そういったものをやっておりまして、やはりそういった影響が出ているのかなと思っております。
○根岸光洋委員  それにしても、10万人ということは、1日何百人という単位でふえているということですので、すごいことだなと思うのですが、ぜひほかの競技場もそういったふえていくようになっていけばいいなと思っています。
一方、利用料金が値下げによって、プールとかトレーニングルームの利用者がふえたということもありますが、競技場についての利用料金についても、かねてから値段を少し下げてもらえないかという御要望出しておりますけれど、これについての検討状況はいかがでしょうか。
○藤田学習・スポーツ課長  以前からそういったお話いただいていると伺っております。毎年、各施設で団体、個人で利用されている方に利用者満足度調査を行っております。利用料が妥当かどうかといったことをお尋ねしておりますが、利用料については、妥当、やや安い、安いをまとめた数字が池袋スポーツセンター、また南長崎スポーツセンターでは約90%の方が妥当だと。今の3点、妥当、やや安い、安いといった回答を得ております。他の施設では70%、三芳にいきますと51%となっておりますが、結果からも決して今高いといった声は大きくはないなと考えてございます。
ただ、今後、利用の拡大を図る上では、やはりそういった料金が利用していない方の拒むものなのか、また、施設の整備がすぐれていれば、高い料金であっても利用したいと思われるのかといったようなさまざまな点を検証して、また、指定管理者とも協議の上、体育施設のサービス向上に努めてまいります。
○根岸光洋委員  ありがとうございます。ぜひ推進していただきたいと思います。
また、一方で、各区にある中央体育館、また総合体育館というところは、夜間の利用時間が午後10時半とか午後11時ございます。私も今までの質問の中で夜間の利用時間を拡大してもらいたいということをお話ししてまいりましたけれど、それが利用率のアップにつながるのではないか、費用面もあると思います。こちらについての検討状況はいかがでしょうか。
○藤田学習・スポーツ課長  その件も、やはり開館時間の延長を望むようなお声、これやはり若い方、20代の方を中心に多くございます。
課題は、以前もお話ししておりますが、やはり2点あって、1点目は施設周辺の方のお住まいの方のやはり理解、音や光の問題だとか。それから2点目としては、運営経費の増と利用者の拡大見込みなどの費用対効果をやはり見ていかなければいけないと。
以前の調査ですけれども、昨年度ですけれども、南長崎スポーツセンター、池袋スポーツセンター2館で、営業時間を午前7時から午後11時までとした場合、これ3カ月間、平日ですけれども、試行的に営業したら幾らぐらいかかるかと言いますと、約3,800万円と見積もっております。指定管理料の増につながるため、今後、財政課とも慎重に協議しながら、他のサービスアップとも絡めて検討していきたいと思っております。
○根岸光洋委員  ぜひよろしくお願いいたします。
それと、区の施設というのは、障害者の方もパラリンピックもございました。感動的な結果もございましたけれど、障害者ができる利用施設というのは、全国的にも公共スポーツ施設は5万カ所ぐらいあったうちの百数カ所しかないということで、区内でも巣鴨体育館はなかなか階段がおりれなく、プール、トレーニングが使えないという、そういう障害者にとっては、またなかなか困難な課題がございますけれども。
例えば豊島区においても、車いすバスケットの練習、豊島体育館で大会なんかやっていると伺っています。車いすバスケットについては、御自分の使える車いすのほかに競技用の車いすも持ってこなくちゃいけないという意味で、車での利用が多いという中で、従来は旧千川小学校の校庭を駐車場使わせていただいたけれど、今は千川ひろばということで使うのが困難だという中で、こういった障害者の方のスポーツ支援について何かお考えがあればお聞かせください。簡単に、手短にお願いします。
○藤田学習・スポーツ課長  今のことですけれども、やはり車いすバスケの練習の場合には、そういった駐車場の問題があると。駐車場につきましては、豊島体育館では10台、また近くの西部区民事務所には6台置けると。あと、千川の杜については、今後の検討ということになりますが、そういった利用については、やはり今後検討してまいりたいと思います。
また、車いすバスケだとかそういった障害者のスポーツ支援については、やはり区としてはこれから一生懸命考えながら、障害者スポーツを推進していくことをやはり大学だとか、体育協会だとか、またスポーツ推進員さんだとか、いろいろと考えてまいりたいと思います。
○根岸光洋委員  豊島区スポーツ推進計画の中には、スポーツ基本法が50年ぶりに改正された折によって、スポーツは世界共通の人類の文化であるという言葉がございました。その中で国際アート・カルチャー都市実現のためにも、スポーツを大きな役割を果たすと、このようなことも記載されているのが、この間見たらありましたけれども、そういう意味では、我が区の構想実現に当たる、そういったスポーツへの位置づけについて、最後にできれば区長にお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○高野区長  いろいろ御質問いただきました。まさにそのとおりでありまして、特に障害者等々についても、非常に日本チャリティ協会の強い要請がありまして、障害者の美術展覧会等々ここで開催をさせていただいたり、また文化もスポーツもやはりそれについてはぜひ力を入れていかないといけない。また、国際アート・カルチャー都市というような形には、今おっしゃったようなことは十分含まれて考えていかなきゃいけない、そんな思いをしております。