令和 2年予算特別委員会 3月 9日 文化商工・子ども・教育 自由質疑

【オリンピック・パラリンピック教育推進事業】

○根岸光洋委員  私のほうからは、オリンピック・パラリンピック教育推進事業ということで質問をしたいと思います。

初めに、オリンピックの観戦、いよいよことし観戦ということになりましたけど、これまでも学校のほうでは、さまざま講演会とか、体験等やってこられたと思うんですが、この事業の概要をちょっと簡単に御説明いただけますか。

○佐藤指導課長  2020に向かって、ずっとオリンピック・パラリンピック教育という形でやってまいりました。オリンピックの選手でありますとか、パラリンピックの選手で実際に活躍された方の講演であるとか、実際に選手の方に来て、出場した選手の方に来ていただいて、一緒に車椅子バスケットボールをやるであるとかというような体験や講演等を通じて、必要な資質を高めてきたというところでございます。

○根岸光洋委員  そういう意味では、子どもというか、子どもたちにとって、いよいよ今まで受けたものを実際に現役のオリンピック選手、パラリンピック選手を目の当たりにできるということで、大変すばらしい事業だと思います。

それで、今年度はそういう形でやる新規の予算も交通費ですか、こういったのを拡充されたと、ついていますけど、観戦のための種目とか日程、一応、お伺いしているんですけど、全てこれで決定されたということでよろしいんでしょうか。

○佐藤指導課長  99.9%ぐらい確定で、まだ決定という数字がもらってなくて、確定という言葉はもらっているんですが、決定まではもらってないというような不思議な状況でございます。

2月20日の段階で、各保護者の方たち、学校経由ですが、どこの場所を観戦するか、どの競技を観戦するかということで、学校より家庭のほうには周知しております。7月25日から9月5日までの間、パラリンピックは主に5競技、オリンピックは4競技にわたって豊島区内の5歳児から小中の子どもたち全員が観戦することになっております。

○根岸光洋委員  それで、これ、公立ということなんでしょうけど、私立のほうはどうなっていたんでしたっけ。

○佐藤指導課長  本区の教育委員会は通らないんですけども、東京都のほうを通して、私立のお子さんたちも観戦するというような流れをとっているようでございます。

○根岸光洋委員  ということは、豊島区にいらっしゃる5歳のお子さんと小学生、中学生は希望する人は全員参加できるということだと思います。

ちょっと話ずれちゃうんですけど、保育園の5歳児がどうして参観できないんだろうという声が結構上がっているんですけど、これはやっぱり難しいんでしょうね。ちょっとお答えがあれば。

○木山保育課長  そうですね。東京都の福祉保健局のほうから、一旦、案内はあったんですけれども、やはり、もう一度ちょっと制度を精査しますということから、その後の連絡はなくて、保育園児については対象になっていないような状況でございます。

ただ、あと実際に、やはり真夏の暑い時期に引率を連れて、なおかつ引率者が足りなければ、保護者の協力を得て行きなさいみたいなことだったので、なかなか仕事をしている方にお願いをするのは難しいのなというふうに思っております。

○根岸光洋委員  今、それ、初めて聞いたんですけど、仕事休んでも行く方もいるんじゃないかなという気がするくらいで、なんで、ぜひ積極的には言いませんけど、話があれば受けていただきたいなとは思います。

それで、これも連れていくに当たって、今出ていましたけど、暑いときに公共機関を、交通機関を使ってということですけど、引率する先生方、どういった基準でなっているんでしょうか。

○佐藤指導課長  東京都のほうから、基準が示されておりまして、5歳児には5名に当たり引率教員1名、それに管理職の先生が1名つくという形です。小学校の低学年、1、2年生でございますけれども、児童15名に当たり教員、引率教員が1名、小学校3年生から中学校3年生は同じ区分になりまして、児童生徒20名に当たり1名、知的の固定の学級のお子さんに当たりましては、児童生徒4名に当たり引率教員が1名つくというような基準になっております。

○根岸光洋委員  教員の方も、大変楽しみにしていると思うんですが、全ての、そうすると先生方は行けるということでよろしいんでしょうか、その教員の先生。

○佐藤指導課長  はい、楽しみにしております。

○根岸光洋委員  では、これ、新年度ということなので、児童生徒の見込み数でやっているというふうに聞いてますけど、これは上下した場合というのは、どういうふうな対応になるんでしょうか。

○佐藤指導課長  当然、4月に入って、児童生徒の数が確定しますので、そこで、最終的な引率の数の確定になってくるかと思います。加えて、急に、こんなことはあってほしくないんですが、お子さんがけがなどをして、車椅子を利用しなくてはいけないといったような場合には、個別の対応もあわせてしてくれるというような連絡を受けております。

○根岸光洋委員  わかりました。それで、一番はやっぱり観戦して、競技、なかなかパラリンピック難しいと思うんですよね。僕、バドミントンやって、パラバドミントン、結構難しかったり、テニスも2バウンドでいいとか、いろいろルールが違うんですけど、そのルール、ある程度わかってないと、観戦しても、なかなかまた臨場感湧かないと思うんで、その辺の競技に対する説明みたいな、事前にやるんでしょうか。

○佐藤指導課長  既に8月に、昨年の8月に競技、暫定という形で決まっておりまして、そこから指導課のほうから、この競技について理解を深めるようにということを学校のほうに指導しております。競技の内容でありますとか、競技のルールでありますとか、十分にそこを内容を深めた上で、観戦につなげていきたいというふうに思っております。

○根岸光洋委員  よろしくお願いします。あとは、一番問題は夏ということで、猛暑ということで、暑さ対策については、これまでも我が党のほうでもさまざま対策を十分に、猛暑対策をお願いしますということで、これを見ると、一応1万円ぐらい、熱中症対策というのがついているんですけど、具体的にどういった対策をされるのか、お伺いしたいと思います。

○佐藤指導課長  東京都のほうから、観戦される、観戦する幼児、児童生徒に対して、全てに、会場でお水のほう、500ミリリットルのペットボトル1本、配布されるということになっております。

あわせて、もともと水筒等に750ミリリットルまで持っていっていいという許可が出ていますので、それを持参とした上で水分の確保を十分にする。それから、救急セットになりますけれども、これも参加をする、観戦をする区切り目、大体1、2年生なら、1、2年生に対して1つということで、救急セットのようなものも配布いただけるというようなことを聞いています。

あわせて、うちわになるような応援ボードももらえるということで、そこの1万円につきましては、それの補填という形で予算配分しております。

○根岸光洋委員  十分な体制のもと、子どもたちの思い出に残る夏にしていただきたいなと思っています。

先ほど、指導課長、99.9%決定じゃないというお話だったんですけれど、何か学校によっては行かないとか、変更したいとかという声があるんでしょうか。その辺、もしわかれば教えていただけますか。

○佐藤指導課長  今のところはございません。全て参加するということで、回答もらっております。

○根岸光洋委員  ぜひ、このオリンピックを目の当たりにして、私たち、私たちというか、私も56年前は多分だっこされて見ていたんじゃないかなって、それしか記憶がないんですが、今回はしっかり、また、豊島区内も聖火リレーが走るということ、ランナーが走るということもありますし、西口のそういったいろんな、さまざまなイベントもあるということで、楽しみにしたいと思いますし、子どもたちにとっても一生に1回か2回かという、その最大のチャンスをぜひ生かしてもらいたいし、これから、オリンピック終わった後に、最後に1つ、このオリンピック観戦を通して、オリンピック教育を通して、子どもたちに残していくもの、また、伝えていくもの、そういったものについての教育に対する方針みたいなものがございましたらお聞きして、終わりたいと思います。

○佐藤指導課長  オリンピック・パラリンピック教育ということで、学校に35時間ずつ取り組ませてきた教育活動でございます。観戦を終えた後はレガシーとして、子どもたちの心、誇りとして実体験ができるとともに、これをまた、新たな教育活動につなげられるように、指導課としても指導してまいりたいというふうに思っております。