令和 2年予算委員会 3月13日全部の補足質疑根岸議員

【スポーツ推進と健康】

○根岸光洋委員  よろしくお願いします。私もちょっと松下委員とかぶっちゃったんで、スポーツ推進と健康について、ちょっと角度を変えまして御質問させていただきたいと思います。

オリンピックの年ということで、大変スポーツに関する関心が高まっていると、このように思ってございます。平成22年の決算のとき、約10年前ですね、私、質問させていただきまして、全国に約22万か所ぐらいのスポーツ施設、学校、公共施設、民間があると聞きまして、そのときの豊島区は23区中一番1人当たりの面積が少ないということでしたけど、現在の状況はいかがでしょうか、10年たって。

○長澤学習・スポーツ課長  そのときと、同じ資料ではないんですけれども、例えば体育館の1人当たりの1館当たりの利用者人数でいいますと、23区中7位というところでございます。また、サッカー場は区民1人当たりの施設は22位、野球場につきましては21位という状況でございます。

○根岸光洋委員  面積を聞いたんですけど、人数を言ってくれたので、それはそれででは聞きますけど、26年のときは99万人の方が利用されているというふうに伺いました。その後、巣鴨体育館の改修だとか南長崎スポーツセンターができたとか、さまざま要因があったと思いますが、現在のトータルの利用者人数についてお聞かせください。

○長澤学習・スポーツ課長  昨年度の数字になりますけれども、136万2,529人ということで、前年度より3万5,000人程度ふえているという状況でございます。

○根岸光洋委員  恐らく23区中の1人当たりの施設のほうはそんなに大きく変わっていないんじゃないかなというのは、ちょっと答弁がなかったんで、そう思っています。

あと、このスポーツ振興基本計画によると、成人の方が週1回以上スポーツする割合についてアンケートをとりながら、豊島区でもかつて調査したと思いますが、現在このスポーツ率を上げるための施策について、または令和2年度においてどういったことをやろうとしているのか、簡単にお聞かせください。

○長澤学習・スポーツ課長  平成27年にスポーツ推進計画を策定しまして、そのときのスポーツ実施率が成人の方が週1回、運動をなされる割合が50.2%ということでございました。その後、計画策定後、この数値については調査をしておりませんので、今現状で豊島区がどれぐらいの成人の方が週1回、スポーツをされているのかということは実数としては把握しておりませんが、平成30年の3月に東京都が同じくスポーツの推進の総合計画を策定しまして、こちらは18歳以上の方の週1回の運動をしている割合、実施率というのが56.3%となってございます。区におきましても、来年度、スポーツの意識調査の費用につきまして予算計上させていただいておりますので、その中でオリンピック・パラリンピック後の区民の皆様のスポーツの実施状況も含めた意識等を調査していきたいというふうに思っております。

○根岸光洋委員  そうしますとね、教育委員会にもお聞きしたいんですが、学校開放についてもかなり多くの方がスポーツに親しんでいると思うんですが、現在の団体数、それから年間の利用人数について、概要を教えてください。

○高桑放課後対策課長  定期利用のために登録している団体439団体ございますが、こちら、文化的な活動の団体も含まれておりますが、ほとんどスポーツと考えていただいて結構かと思いますが、439団体。それから、年間の利用人数ですが、延べですが27万2,598人という大勢の方が利用されている状況でございます。

○根岸光洋委員  多分、今の小学校だけでしょ、中学校も入れるともうちょっと多いのかなと思うんですけど、あの、答弁はいいです。

それで次に行きますけど、多くの方がこうやって公共施設、また民間施設を使ってスポーツを親しんでいるということがわかりますし、ぜひアンケートでしっかり、この目標、しっかり数値を定めて、60%、70%を目指してやっていただきたいと思います。

それにあわせて、私、この間、まちを歩いていましたら、公園のところである高齢者の方が歩いていたんですよね。どこ行くんですかといったら、もう今、施設が全部使えないと、区民ひろば、フレイルセンターも行けないんで、もうとにかく体のために、健康のために歩いているんですということで、本当にこういう方たちがいらっしゃって、何とか、先ほど出ていますけど、早くおさまって、コロナウイルスが。施設がまた開放されるように願っているとこなんですが、その意味では、例えば公園でもスポーツというか運動ができると思うんですね。公園にある何か健康遊具というか、そういったようなものの今、設置状況はどうなっていますか、簡単にお聞かせください。

○石井公園緑地課長  公園のところにも高齢者が御利用できる健康遊具、そういったものは5,000平米程度の大き目の公園、そういったものとか、最近ここのところでの10年間のところでの新設公園には設置するようにしております。

○根岸光洋委員  それで、今回のコロナウイルスのように外で体を動かすことはいいということで、ただ団体でないのであればそういった公園とかいいと思います。またこれからイケ・サンパークも外周をランニングができるところはできるってお聞きして、すごいタイムリーというか、いい計画をしてくださったなと思います。ぜひ今後も公園の整備に当たって、こういった器具の整備とか、また、ランニングができるような整備とかというのを進めていただければと思っております。

 

【高齢者、障害者の体力造り】

○根岸光洋委員 それとあわせて、スポーツで先ほど言っていたように運動ができにくくなっている高齢者、障害者に対して、こういったコロナウイルスに対して体力をつけていくには本当どうしたらいいのかということも不安になっていると思うんですね。この点ちょっと高齢者施策という形で何かアドバイスできることがあれば、簡単にこれも済みません、答弁いただければと思います。

○佐藤高齢者福祉課長  今、委員御指摘のとおり、区民ひろばあるいはフレイルセンターなどが休館となって、例えば毎日フレイルセンターや介護予防センターで行っているとしまる体操ができないというようなお声もいただいております。そういった方にはとしまる体操のCDをお分けし、御自宅などで御活用くださいというようなことなどを行っております。

○根岸光洋委員  ぜひそういった広報をしていただきたいと思います。

本当その他、子どもから健康な大人まで、この1か月以上、施設が使えませんので、体を動かす機会がなくなるということで、体力が低下することもそうですけど、鬱とかストレスですよね、こういった心の、本当心配もあるんじゃないかなと思っております。私どもバドミントン協会も実は3月、1、8、15日って大会があったんですけど、1日だけできて8、15は中止で、4月5日にも実は大会があるんですね。4月29日もあるんですけど、これ4月もほとんど練習なしで大会やるのか、もしくは大会が中止になるのかなって、そういった声が寄せられているんですが。

こういった病気に対する免疫力を高めるためにも、コロナウイルスもインフルエンザもそうですけど、これはもう運動以外、運動もしなきゃ、個人でするんでしょうけど、軽度の運動とともに食事とか睡眠も必要だと思うんですね。これによって免疫力を高めていかなくちゃいけないと思うんですけど、そういった免疫力を高めるという意味では、多分この理事者の中で一番免疫力の高い樫原部長にちょっとお聞きしたいんですが、どういったことがあるか簡単にお願いします。

○樫原健康担当部長  やはりスポーツをして体温も上がって、その方の免疫力も上がって、コロナウイルスに勝てるんじゃないかなと思って私もせっせとトレーニングをしてございますので、中にこもって密集したところにいるとやはり感染ということになりますので、やはり屋外に出て、いい空気を吸いながら体動かしていければいいんじゃないかというふうに考えてございます。 以上でございます。

○根岸光洋委員  いつも短パンとTシャツで元気に歩いていらっしゃる樫原部長の姿を見るだけで元気になるんじゃないかと思います。

いずれにしましても、東京オリンピック・パラリンピックの年であり、スポーツの関心は高まり、こういったコロナウイルスへの対策によって健康とか長寿、こういったことの要望も区民から多く寄せられて高まってくると思います。ぜひこうした取組みを進めながら、情報発信をしながら、ぜひこの令和2年は健康元年といった年として豊島区の政策を積極的に進めていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

以上です。