平成27年予算特別  3月 4日  清掃環境・都市整備・土木費

区民住宅ソシエ、返還後の入居者支援。子育てファミリーへの家賃助成事業

○根岸光洋委員

次に、先ほど区民住宅についてお話がございました。返還後の入居者支援についてということなんですが、これ、ちょっとまた改めてお伺いしたいんですけれど、家賃はそもそも、返還された後の家賃というのは据え置きになるのか、または上がるのか、この辺の調査というのはどうなっていますでしょうか。

○島貫住宅課長  返還後の家賃につきましては、基本的にオーナー様のほうで決定するというところでございます。現在わかっておりますところで申し上げますと、4カ所ほどわかってございますが、うち3カ所につきましては、現行の区とオーナーのほうで契約しております契約家賃となってございます。1カ所につきましては、約20%程度上がるというような予定というふうに聞いてございます。

○根岸光洋委員  そうしますと、おおむね今の家賃でほぼ上がらないというか、そういう考えでよろしいんですか。

○島貫住宅課長  4つわかっているうちの3つについては、区との同額の契約家賃ということになってございます。

○根岸光洋委員  それで、既にことし3月ですか、長崎のとかございますし、これから続いていくと思うんですが、この辺について住んでいる方々に対する説明というのはどういうふうな形でやられているんでしょうか。

○島貫住宅課長  基本的には、返還の2年ほど前から戸別に返還する旨の通知をいたしまして、その後随時、オーナーから、返還後の細々とした条件がわかり次第、皆様方にお知らせしているというところでございます。で、東池袋につきましては、かなり大きいというところもございますので、せんだって説明会を実施したというようなところでございます。

○根岸光洋委員  わかりました。それで、あと、例えばこの区民住宅と一緒につつじ苑が併設されているところが大塚も北大塚にございますけれど、こちらについての影響というのは何かないんでしょうか。返還する場合に当たって。

○島貫住宅課長  北大塚につきましては、平成29年3月31日で管理終了というところになってございます。御指摘のとおり福祉住宅と併設という形になってございまして、今は契約自体は1本でなってございますが、この返還に当たりましては、ソシエの部分につきましてはオーナーに返還をいたしまして、民間賃貸住宅という形になります。一方で、福祉住宅のところに、つつじ苑につきましては、ここの部分についてのみ継続して契約していくというような予定でおります。

○根岸光洋委員  よく理解できました。ぜひ住民が不安のないような形でやっていただきたいなと思います。

それと、あわせまして、今度、子育てファミリー世帯への家賃助成事業が新年度拡充されるということでお伺いをしております。豊島区は居住環境について大変に厳しい状況がございますけれども、住みたいまちランキングでは上位を行くということで、またいろいろさまざまなF1会議の御提言等もありまして、今まさにそういう意味では、入ってくる世帯、ファミリー、また若い方々たちにまずもって入ってもらうと。その上で、入ってから住み続けていただくということがなければ、本当に減少してしまうというか、縮小していくということになってしまいますので、こういう意味では非常に大きな助成になるんではないかと思うんですが、ファミリー世帯への助成制度について概要をちょっとお示しください。

○島貫住宅課長  こちらについては、区内に転居されてくる、区内というか、住みかえた際に15歳以下の子どもさんがいるファミリー世帯を中心に、所得や一定の要件に基づいた形で合致していれば、月額1万5,000円を上限として助成をしてきたというところでございます。ここにつきましては、改めて拡充事業として期間について拡充したというところでございます。

○根岸光洋委員  先ほどの区民住宅の返還が始まるということであって、また、区立の住宅を改めて建てていくってなかなか困難なことがございますので、こういった家賃の助成をしていただくということについては、ファミリー世帯、若い世帯にとって大変大きな希望だと思います。

現在、これからハードからソフトへという、そういう意味では、家賃助成事業も大きく転換をするんではないかということも伺っていますけれど、ここら辺について何かお示しいただけることがありましたらお願いします。

○島貫住宅課長  先ほど途中まで申し上げましたけれども、拡充というところでは、これは従前、5年間という形で進めてございましたけれども、消滅可能性都市というところもございまして、ここは年齢を子どもさんが15歳になるまでということで期間を大幅に拡充してございます。したがいまして、そういった形で期間が延びることによって対象世帯も大幅にふえるのではないかというふうに考えているところでございます。

○根岸光洋委員  ありがとうございました。公園から住宅、それからまた緑ということで、豊島区が本当に住みやすい、また若い方が住み続けたい、住みたいと思う、住み続けたいと思う、また高齢者から子どもまでも優しいまちづくりにしてもらいたいと思っております。

最後に、時間がもうあれなんで質問ではないんですけれども、先ほども新庁舎へのアクセスということで、都バスの延伸、または国際興業のいろんな延伸とかいろんなことがございました。新停留所もできたり、また、わかりやすいそういった周知もするということと、また、都営、メトロからのアクセスもしやすいとか、いろんなことが今言われてきております。そういう意味では、私ども公明党としましても、長橋都議会議員と連携して、こういった新庁舎へのアクセスについては、東京都交通局へも十分にお願いをしていただいて、その成果が上がったということで大変喜んでございます。

今後とも区民のそういった利便性を高めるような施策づくりに取り組んでいただくことをお願い申し上げまして、終わります。