平成25年予算特別委員会 議会・総務費( 3月 1日)

NTTタウンページ等民間を活用した広報について

○根岸光洋委員  引き続きまして、公明党の根岸でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

私は、決算のときにもやらせていただきましたけど、豊島区の情報発信、広報活動についてということで、今回また予算、改めまして新年度についてのさまざまな施策が出ましたので、それを経過とこれからの取り組みについてお伺いしたいと思います。

まず、くらしのガイド、これについてもいろいろ細かく何度もお尋ねして、ようやく、ようやくというか、これで固まったのかなという気がしていたんですが、今回、NTTのタウンページになったということで、これ、私も最近いただきました。この厚い中に20ページほど豊島区のくらしのガイドが入っていますけども、このNTTのタウンページを活用するようになったというか、今、パイロット事業と聞いていますけど、経緯を簡単に御説明いただけますか。

○矢作広報課長  昨年秋にNTTタウンページ株式会社より御提案がありまして、1つには、タウンページの行政情報を入れることによって付加価値を高めたいという目的と、また、タウンページにそれをやることによって、地域住民の方の利便性向上ですとか、地域経済の活性化にもつながるという、そういった趣旨で御提案をいただきました。既にもう地方都市、あと首都圏近県で導入が始まっておりまして、それは承知しておりましたので、大変注目していました。

今年度につきましては、試行ということで、そのダイジェスト版、今、委員御指摘ありましたように、特に需要の高いテーマの項目をピックアップして、24ページほどですけれども、ダイジェスト版を組み込むということで、NTTで編集したものをそこに組み込み、先月2月からNTT加入世帯に配布がされております。これを来年度は本格実施ということで、ダイジェスト版ではなくすべての、今現在、くらしのガイドで網羅してありますものを合冊して、さらに加入世帯だけでなく、豊島区の世帯全戸配布してくださるというお話になっております。1年間ぐらい編集かかりますけれど、来年年明け、2月か3月ぐらいには全戸配布でお配りできるようになると思います。

○根岸光洋委員  ありがとうございます。

そうすると新年度、25年度は、この今までのやつ、従来のくらしのガイドが配られるということでよろしいんですか。3万部。

○矢作広報課長  今年度というか来年度のお話になると思うんですけれども、今年度中にちょっと、今現在は転入者の方と御希望者の方にしか配布していないんですが、増刷りいたしまして、その期間もつような形では準備しております。

○根岸光洋委員  わかりました。ぜひ、ちょっとまだパイロット事業ということで20ページぐらいしかなくて、ちょっと色が薄いのと、この厚さが要るのかどうか、あと中身について全体を、今後、NTTにお願いした場合に、区としてきちんとした情報を載せていただけるのかどうかとか、そういった点もまだちょっと不確実なところがあると思いますので、ぜひよく慎重に検討していただいてですね。

私も、実はこれ、家を出たときに配っている方がいて、NTTのタウンページですと言われて断っちゃったんですね、実は。何だかわからなくて断っちゃいまして。そういうガイドが載っているというのは、ちょっと済みません、知らなかったもんですから。今後そういった周知もしていただきながら、くらしのガイドがより区民の皆さんにとって使いやすいものとして、できれば単体で残していただきたいなと思います。今までやっていただいたプロポーザルの企業も一生懸命広告をとって、区の経費をかなり削減してやっていただいたという経緯があって、非常にいい形だなと私は思っていますので、ぜひこれ、ちょっと、課長のほうでもいろいろあるんでしょうけど、今後検討していただきながら、慎重に進めていただきたいなと思っております。

引き続いて、この広報活動ということで、広報としまに移りたいと思います。時間がありませんので。

広報としま、全戸配布、また年間36回ですか、配られているということで、全戸配布は2回ですね。そういうことでかなり充実されてきたと思うんですけど、新聞の購読率が56%ということで、2世帯に1世帯ぐらいしか新聞をとっていないという意味では、この広報としま、さまざまなところに置かれていますけども、なかなか手にとることができない方もふえてきているんじゃないかと思います。

こういったことについて、ウエブ上での配信とかもされていますけど、何らかの手法を考える必要があると思いますけど、ここについてはどういう御見解がありますか。簡単にお願いします。

○矢作広報課長  委員御指摘のように、新聞購読者の減少で、折り込みが今メインで配布しておりますけれども、ちょっと見直しの時期に来ているのかなとは認識しております。

ですので、できる限り幅広い区民の方に御提供する方法をさまざまとっていきたいと。その1つとして、新年度予算の中で広報紙等のデジタルブック化事業という新規事業を挙げさせていただいております。

○根岸光洋委員  今、デジタルブックというのが出たんですけども、新年度で111万9,000円ですか。これ、今までの課題には対応できるような、そういう広報活動というか、広報紙のデジタルブック化ということで理解してよろしいんでしょうか。

○矢作広報課長  今まではホームページでPDFファイルという形で、一ページ一ページを図にデータ化したものを掲載しているということですから、ちょっと見にくいというのがありましたけれども、電子ブック版になりますと、電子書籍と同じように、ページをめくる感覚でごらんいただけますし、また検索機能ですとか、例えば催し物で会場をやったときに、そこに地図に飛ばすリンク機能といったような便利な機能もつけられますので、今まで以上に利便性は向上するものと思っております。

○根岸光洋委員  ありがとうございました。

ホームページもそうでしょうけど、そういう、どんどん技術進歩されて、情報量も多く出せるようになったと思うんですが、やはり区民の中にも、よくお使いになられる方とそうでない方もいらっしゃいますので、そういう意味では、そういったことにも十分配慮していただいて、そういうのを進めていただきたいと思います。