平成21年 予算特別委員会・清掃環境・都市整備・土木費

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2009年3月 10日

 

「学校の森植樹祭」「大塚駅の改修及び駅周辺の整備」について

 

根岸光洋委員

おはようございます。公明党の根岸でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
私の方からは、まず地球温暖化ということで叫ばれ、今では地球の各地で起きている自然災害などによる危機に直面している、こういう報道、ニュースが多く叫ばれております。そういう状況の中で、本区におきましても平成20年度環境元年がスタートし、環境モデル都市への挑戦を初めとして環境対策への取組みを様々されておりますけども、もはや今は地球温暖化というよりは地球高温化というぐらいその危機に直面してるということを肌身で感じてる昨今でございます。環境大臣を有する我が公明党としても、環境対策について様々な面から推進しているところでございますので、本日はこれら環境対策について何点かお伺いをしたいと思います。 それでは、豊島区未来戦略推進プラン2009の環境についてのグリーンとしま再生プロジェクトについて、この点の内容について何点かお聞きをしたいと思います。
このプロジェクト、簡単に言うと、グリーンとしまという名前のとおり、緑をどうやって増やしていこうかということだとは単純には考えておりますけども、内容について、概要と取組みについて簡単にちょっとご説明いただければと思います。

 

常松環境課長

グリーンとしま再生プロジェクトにつきましては、これまでも緑化につきまして各部局の方でそれぞれ取り組んでまいったところでございますけれども、今、委員ご指摘いただきましたような環境意識の高まりに応じまして、これを総合的に着実に実施をしていくために庁内的にどういった取組みをしていくのかということを取りまとめたものでございます。区だけでやっていけることではございませんので、地域の方々、また企業の方々にもご協力いただいて、豊島区全体の緑化を推進していきたいというものでございます

 

根岸光洋委員

このイベントの中、様々、事業がございますけど、特に大きな1つとして、グリーンとしまを再生するキックオフイベントというのがございます。様々な機会で委員会等でもご説明があったと思いますけど、特にこの2つのイベント、学校の森植樹祭と緑と環境を考える区民フォーラムについて、これについても簡単にちょっと概要をご説明願いたいと思います。

 

常松環境課長

グリーンとしまを再生するキックオフイベントにつきましては、大きく2つの内容から成ってでございます。1つが学校の森の植樹祭でございます。こちらにつきましては、お子さん方に植樹という体験を通じまして自然の大切さを考えていただきたい、また何よりも地域のシンボルである学校の緑化を進めることで緑化の機運を高めていきたいというねらいがございます。もう1点、緑と環境の区民フォーラムといったような5月の30、31日に予定をしておりますけれども、こちらにつきまして、緑化を中心といたしまして、またそれだけではなく先程ご指摘の温暖化なども含めた環境と緑化について考える機会というふうにしていきたいというふうに考えてございます。

 

根岸光洋委員

特に今回の取組み、区民の皆さんの意識を高めるということとともに区民の皆さん、また地域の皆さんの協力が必要だということでございますけど、取組みの中で地域との連携について今後どのようにこれを生かしていくのかという、こういう点についてちょっとお伺いしたいと思います。

 

常松環境課長

特に学校の森植樹祭、こちらにつきまして地域の皆さん方にご協力をいただいてるところでございますが、キックオフイベント全体について、今、実行委員会を組織をさせていただきまして、100名を超える委員から成る実行委員会というような形で企画のご検討いただいてるところでございます。今後につきましては、今回の取組みの評価も含めましてこちらの実行委員会の方にお諮りをして、どういった形で今後のムーブメントにつなげていけるかにつきましてアドバイスをいただきたいというふうに考えているところでございます。

 

根岸光洋委員

具体的にですけども、学校の森植樹祭については、いろいろ事業の内容についてはお聞きしてるんですけども、区民に一体これを通して何をお伝えしたいのか、区として何をこの植樹祭を通してお伝えしたいのかということについてお聞かせ願いたいと思います。

 

常松環境課長

この植樹につきましては、具体的なやはりお一人お一人の行動が緑化につながっていくということをまずお子さん方の体験を通じて感じていただきたい、またそのお子さん方をサポートする植樹祭協力員という方々を今、募集をしておりまして、実行委員会からのご推薦、それと公募による方々を今、募集をしているところでございます。そういった方々がそのお子さんの植樹をサポートする体験を通じまして緑化を今後も続けていこうというようなことを感じていただければありがたいというふうに考えているところでございます。

 

根岸光洋委員

このグリーンとしまの再生プロジェクトとこのキックオフイベントの2つのイベントというのは、位置付けとしてはどういうふうな関係というふうに捉えたらよろしいんでしょうか。

 

常松環境課長

グリーンとしまを再生するキックオフイベントという名称が示すとおり、これから緑化を長い期間、一朝一夕にできるものでございませんので、続けていくに際しまして、シンボリックな取組みとしてまず学校の緑化を進める、もう1つは、もちろん行動が一番大切なわけですけれども、行動のバックボーンとなる考え方のようなものの共有化をこのフォーラムを通じた講演会ですとかパネルディスカッションなどを通じて皆さんに共有していただきたいという位置付けでございます。

 

根岸光洋委員

私、東京都の予算の方、ご説明をお聞きしたときにも、やはりこの各区から、市区町村から独自の先駆的な事例についての推進の実施を促進する施策の支援をするというようなものがございましたけども、この本事業というのはそういった東京都の支援というか、それに適したものであるというふうなことでよろしいんでしょうか。

 

常松環境課長

東京都の方で温暖化に関する助成制度を検討しておりまして、その中で提案型といったような考え方のものがございます。これは各区の方でこういった形の取組みが温暖化に資するのではないかといったようなことをお示しをして、それが東京都さんの方で非常にユニークである、先駆的であるといったようなことになった場合はその補助をいただけるというもので、今、下話というか調整の段階でございますけれども、東京都としても非常に関心を持っていただいてるというふうに考えてございます。

 

根岸光洋委員

私もその話、東京都さんの話お聞きしたときに、東京都全体ですから、多摩部の方の方もいらっしゃいまして、そちらですと森林が70%、80%あって、今さら木を植える者はない、逆に伐採をしなくちゃいけないという、そういう費用はどうするんだとか、そういう話になってましたけど、そういう意味でいえば、本区のように緑が少ない、この豊島区、そしてまたそういう緑化をしていていかなくちゃいけない、またそういう意味ではCO2の削減の先駆に立っていかなきゃいけない区としてこういった取組みをするということは大変重要だと思いますし、またいろいろ考えていく中で学校を選択されたというのも1つの大きな考えとしては正しいんじゃないかなというふうに私は思っておりますけども、やはりこれはいろいろ意見が出ております。現場から説明が不足してるとかが出ておりますし、そういう意味では、本当に新しいことというか取組みをするに当たっては、建設的な反対意見と言ったらいいんでしょうか、そういう意見もたくさん出てくると思うんで、こういうのもぜひいろいろ説明をよくしていただいて取組みを進めていただきたいと思いますし、それともう1つ申し上げたいのは、やはりこの区長が発言されて皆さんが一生懸命取り組んでいらっしゃると思いますけど、環境課、また、教育委員会というばらばらではなくて、全庁が一致し、認識した意見のもとにこれを進めていくということが大切だと思いますけど、この点についてどうお考えでしょうか。

 

斉藤清掃環境部長

今このキックオフイベント、とりわけ学校の植樹祭につきましては緑化を担当しております土木部、それから今ご指摘ありました教育委員会、それから我が方ということでやっておりますけれども、これは区長が本部長を務めております環境都市づくりの推進本部、ここで基本的な方向等、確認、決定をしまして進めてるというふうなところでございまして、この案件についても、本部にお諮りをして各部局のご意見もらってるところなんですが、その際にもやはり全庁挙げてこれは進めていくと、とりわけ先程申し上げた3部、よく連携、融合して進めていかなければならないという指示も受けておりますし、またそうでなければ円滑な実施も難しいというふうなことを考えております。先程来、環境課長も申し上げておりますとおり、これを一過性のものに終わらせることなく、こうした融合だとか連携がさらに波及効果を及ぼすようなことを念頭に置きながら今回の事業に当たっていきたいというふうに考えております。

 

根岸光洋委員

まさしく区民の皆さんも、この緑を増やしていくということが目に見えて、年々それが見えていくということに対して、やはり環境に対する取組みの意識が逆に言えば年々大きくなっていくんじゃないかという意味ではすばらしい計画ではないかと思っております。ぜひしっかりこれを進めていただきたいと思います。
その中で、また次にこのグリーンとしま再生プロジェクトの中でまたいろいろ事業がございますので、それについてお伺いをしたいと思いますが、環境配慮行動支援事業ということで、学校に緑のカーテンとか、こういうのが13校ぐらいですか、20年度はできたとか聞いてますけど、これの取組み、こういうのもまた大事だと思いますが、その他の取組みについては今後どうやっていくのかお聞かせ願いたいと思います。

 

常松環境課長

身近な環境配慮行動の支援につきましては、今、委員ご指摘のような形で20年度で13校の学校に緑のカーテンをつくっていただくといったような取組みをしているところでございます。また、緑化とは直接関係ございませんけれども、商店街等で行っていただいている打ち水の関係の機運の高まりをもたらすような取組みをしております。緑のカーテンにつきましては、平成21年度につきましては、学校ばかりでなく他の公共施設につきましても拡大を図っていきたいというふうに考えているところでございます。また、個人の民間のおたくの緑化も非常に重要かと思っておりまして、講習会を開催しております。この講習会、非常に人気が高くて、昨年30名という定員で行いましたけれども、今回50名に拡大いたします。今後もまた50名だけにとどまらずに拡大していけるような形で周知を図っていきたいというふうに考えてございます。

 

根岸光洋委員

わかりました。ぜひこういう身近な環境配慮行動についても強く推進をしていただきたいと思います。
次に、この中の1つで、民間施設の屋上緑化なども去年はサンシャインですか、そういったとこでも行われたと聞いておりますけども、これが緑被率向上をしていくという意味で、具体的にこれも進んでるとは思うんですけども、もうちょっと目に見えるような形で進めていただきたいなと思いますが、具体的にどうやってこれも取り組んでいくのか、またこのグリーンとしま再生プロジェクトの中のチャレンジ指標の中に緑のカーテン導入施設とかっていろいろ数値が書いてあって植樹の数も書いてありますけど、緑被率については12.4%、4年後、また目標では27年度については向上というだけなんですが、具体的にやっぱり数値で示した方がよりわかるんじゃないかなと思うんですが、この辺について、いかがでしょう。

 

石井公園緑地課長

まず、屋上緑化でございますけども、20年度から屋上緑化の補助率を上げてございます。水準的にはこれまで半分のものを3分の2に上げたりとか、上限は10万円ほど上げてございますけども、23区でもトップクラスの水準に引き上げてございます。
それと、緑被率でございます。これにつきましては、平成16年に調査を行ってございます。概ね5年ごとに調査を行うということで、23区各区行ってございますけれども、私どもも来年度、21年度でございますけれども、調査を行う予定でございます。これには一応水準1ということで1平米ぐらいの大きさまでカウントできる精度で調査を行ってまいります。ただ前回、目標値というか調査の水準は12.4でございました。これは本当に、1%を持ち上げるというのは、豊島区の面積に掛けますと1%動かすのは約13万平米が必要になってございます。これは、100メートル掛ける100メートルの野球場ですと13個分になりますので、1%引き上げるのは本当にこれだけの量が必要というところでございますので、具体的にまずは調査をした上で次の水準を定めませんと、目標の数値を掲げるのは簡単ですが、実際にそれを実現するのは本当に難しい問題でございますので、21年度の調査を基にしっかりとした目標値を掲げていきたいというふうに考えてございます。

 

根岸光洋委員

よくわかりました。すみません、私も単純に緑被率というのが、これが植樹さえすればどのぐらい上がるのかなと、前もお聞きしたらなかなか数値として表せるような大きさじゃないということでございましたけど、できればこういう目標というのは具体的なところで、例えばさっき100メートル掛ける100メートルの13個できれば1%ですか、ということがあるんであれば、できれば目標としては何か掲げていただいた方がいいんじゃないかなということを思ったところで申し上げました。
続きまして、例えば環境の今度この中で出てきたいろんな小学校、また中学校でいろいろ植樹祭を通して環境教育とか環境学習とかいったことに連動していくんだと思うのですが、例えば墨田区では、学校跡地にすみだ環境ふれあい館という学校の跡地を利用して雨水の利用とか環境についての、また世界各地での取組みとか、そういったことを写真家の写真を展示したりして、またそういうモデルハウスみたいなのをつくってそういう高効率のエネルギー機器の導入についてのものとか、そういったものを展示されてありました。またごみの処理機だとかいろいろあって、大変にお子様から大人まで楽しんで環境を勉強できるというとこがあって、環境教育に取り組んでると。今度東京スカイツリーが墨田区の方もできるということで、その建設と併せてさらに新しい環境学習施設を整備するというふうに聞いております。これは観光の1つの目玉にもなるでしょうし、興味がある方はそこに寄っていろいろ環境についての勉強をされるんでしょうし、本区においても、こういう施設をつくるということはなかなか難しいと思いますけど、今までやってきたいろんなものを一堂に会して展示すると言ったら変でしょうけど、目で見て、触れて、そして環境をより身近に感じられるような、そういう施設、そういう展示場というか、展示会でもよろしいんでしょうけど、そういったもの、またお子様、小学生、中学生を含めた環境学習、環境教育についても取組みを進めていくべきだと思いますけど、これについてお考えをお聞かせください。

 

常松環境課長

確かに委員ご指摘のとおり、なかなか新しい施設で永続的にと申しますか、展示をしていくのはちょっと現在の状況の中では困難なのかなというふうに考えてございます。しかしながら、これまでもエコライフフェアという形で夏休みの期間中に環境関係の活動をされている団体の方々に展示会のような形でご協力をいただいてきた。昨年、平成20年度から実行委員会形式でその展示のあり方も含めた主体的な取組みをいただいているところでございます。こういったことを今後機会をまた、エコライフフェアも夏休み1日だけといったような取組みでございますけれども、そのほか様々な機会を捉えて、6月の環境月間でございますとか12月の温暖化防止月間ですとか、そういった機会を捉えて展示をして意識の啓発に努めてまいりたいというふうに考えてございます。

 

根岸光洋委員

それともう1つ、このグリーンとしまを再生するキックオフイベントが先程東京都の支援というか、そういう事業の対象になるというふうな考えがあるということでございましたけど、この東京都が出したカーボンマイナス東京10年プロジェクトという中に、家庭部門対策として21年度から省エネアドバイザーという制度を設けて省エネアドバイザーを育成する、具体的には恐らく電力さんとかガスさんとか、そういった方が各家庭においていろいろ巡回なり、そういったメーターの検診なり行かれるときに家庭においての省エネのアドバイスを行うというようなことをちょっとかいつまんでお聞きはしてますけど、ということは本区においてもそういった方が実際21年度から各家庭に、区民の家庭に省エネについてのいろんな情報をもたらすと、その中ではいろいろ環境危機とか環境の取組みとか、いろんなことについてもいろんな質問も当然出るのかなと思うんですが、こういう区と省エネアドバイザー、東京都がやろうとしてるアドバイザーとの連携、また情報の交換とか、そういったものは大変必要じゃないかなと思うのですが、取組みについてどうお考えでしょうか、ご認識をお願いいたします。

 

常松環境課長

東京都の省エネアドバイザーにつきましては、その希望する家庭に応じて個々の提案をいただくといったような取組みでございます。現在、区としても太陽エネルギーの活用あるいは高効率給湯器の助成といったような形で取組みをしてまいっているところでございますけれども、今後そういった取組み全体がいかに家計のお役に立てて、しかも地球に優しいのかといったようなことを周知をしてまいりたい、また3月1日には区民センターの1階で太陽機器等の見本市というか展示会を催してございます。そういった場でそれぞれの機械の特性あるいは効果などについて周知をしていきたいというふうに考えてございまして、同様の取組みを1回だけに限らず今後も継続的に続けてまいりたいというふうに考えてございます。

 

根岸光洋委員

緑の点から緑の線への取組みということで、多くの時間と人の手間が必要である、この事業でございますけども、着実に前進をさせていかなくちゃいけない重要な課題であると思っております。グリーンとしまの取組みが様々な環境施策に影響を与えて、区民の皆さんが緑化に対する意識を高めていくように、改めて申し上げますけど、全庁挙げて統一した認識のもと進められるようお願いをしたいと思います。
続きまして、大塚駅の改修及び駅周辺の整備についてお伺いしたいと思います。昨年エスカレータが2基、またエレベータ1基が設置されまして、飛躍的に利便性が高まりました大塚駅でございます。今年に入りまして1月には待望の南北自由通路が開通、仮開通ですけども、開通をいたしました。利用者はもちろんですが、地域の区民の皆さんがその変わっていく姿を見て大きな喜びの声を上げられております。まだ工事中ではございますけども、南北が自由に行き来できるので、これを本当に現実的に南北を行き来した1人として想像以上に見違える景色というか、こんなに変わるのかなというぐらい、ほかの地域では当たり前なのかもしれませんけど、本当にすばらしい景色でございまして、見違えるような感じでございました。一日も早い本格的な開通を願うものでございます。
一般質問等でもいろいろ様々これまでも発言をさせていただきましたけど、今まで利用したくてもできなかった、又はしにくかった方々、特に高齢者、障害者、またベビーカーを押して利用される方等が今もホームの方にどんどんどんどん上がって巣鴨や池袋や、また遠方にお出かけができる、本当に利便性が高まったということで、安全対策については区からJR側に要望を様々伝えていただきまして、車いすの対応型券売機の設置とかエスカレータ昇降方向の問題など本当に真摯に取り組んでいただきまして、この実現がされてまいりました。何度も何度も私もしつこく要請をして、増田部長初め奥島課長に大変感謝をしておりますけども、引き続きホーム上の安全ということでホームドアの早期設置などをJR側に要望していただきたいと思います。
南北自由通路の開設が目前に迫った現在、喫緊の課題としては、これも以前からずっと言われておりますけど、駅周辺の放置自転車対策というのが大きな問題となっていると思います。池袋を抜いて赤羽に次ぐ都内第2位の不名誉な放置自転車の台数となっているということで、これについて何点かお伺いしたいんですが、自転車の駐輪場の整備は今年度から始まっておりまして、21年度には1,400台分の整備をするというふうにお聞きしてます。その後、放置自転車禁止区域を設置するということでございますが、現在の工事の進捗状況と、これが今年のいつぐらいまでに計画がきちんと完了していくのか、それについてお伺いしたいと思います。

 

原島交通安全課長

大塚駅周辺の放置自転車対策につきましては、今年度と来年度で約1,400台、具体的には1,385台の自転車駐車場を整備する予定となっております。今回の議会でも5つの駐輪場につきまして公の施設として条例に加えていただくということで審査をしていただいているところでございます。具体的には、5つの駐輪場と、加えまして約1,400台の駐輪場につきましては今年度、来年度につきましても前期には完了をする予定をしておりまして、早ければ6月には放置禁止区域をかけて撤去活動を開始したいというふうに考えております。

 

根岸光洋委員

わかりました。ぜひ進めていただきたいと思いますけど、ちょっと計算したんですけど、1,385台整備するということで、放置自転車が1,600台以上たしかあると思うんですね。これ放置禁止区域にすると約200台以上があぶれるというか、どうするのかというか、これがどういう計算になってるのか、この辺をちょっと教えてもらいたいんですけど。

 

原島交通安全課長

他の駅の事例でございますけれども、巣鴨駅ですとか目白駅を今まで放置禁止区域をかけてきた状況では、やはり放置禁止区域をかけますとある程度近くから来ていた方については徒歩に変わるというような現状がございまして、総台数が最大では4割近く台数が減るというデータが出ております。そういった中で、この台数ですべて満足するというお話ではありませんけれども、当然南口の地下の駐輪場の整備をもって大塚駅については台数を確保していくという前提ではございますけれども、今回の整備によって、それ相応の歩道の放置自転車については減少するものと考えております。

 

根岸光洋委員

わかりました。次に、この駅前広場の整備についてお聞きをしたいんですが、今年度は北口の計画調査を行い、整備プログラムの策定が予定をされてるとお聞きしてますけど、この内容についてお聞かせ願いたいんですが。

 

奥島都市開発課長

今年度は北口の皆様にお集まりいただきまして、やっと会合を持つことができまして、その内容についてどうしたらいいかということを地元の皆様と検討しております。併せて南と北、同時に進ませんと道路の線形等で警視庁との協議もできませんので、併せた地元の皆様のご意見をお聞きしながら、どういう形がいいのかということを今考えている最中でございます。

 

根岸光洋委員

従来からこの大塚駅周辺には大塚駅周辺を考える会というのがございまして、ずっとこの南北自由通路の開通に向けて様々な意見の交換してまいりました。今お聞きしましたら、昨年からは北口の5町会と2商店街、そういったことを中心として構成する協議会ができ上がったということで、こちらについてもぜひ区としても積極的に情報の提供など関わりを持っていただきたいと思っております。私も幾つかご意見を伺って賜ったところでは、先程出ました駐輪場についても、もっと増やしてほしいという意見もございましたし、また駅前のトイレですか、これJRさんのものだと思いますが、本当にとても古くて、ちょっと失礼ですけど、汚いということで、こういったものもぜひ駅前広場を整備した折には区としても整備してほしいという声も聞いておりますし、駅前広場についても様々な意見が出てございますけども、今の段階でまだ絵ができてないと思いますが、現段階で地元の意見として出ることについてどういうような認識を持たれてるかだけちょっとお伺いしたいんですが。

 

奥島都市開発課長

地元の皆様からいただいてるご意見なんですけども、前々から請願等でいただいておりますJR の大塚駅 と都電との連絡をどうしていこうかと、今ご指摘ありましたように、あとは公衆便所、あれは区立のものでございますけれども、その配置ですとか、また汚い状況がございますので、そういったものをどうやって改善していくのかといったところが多くございまして、あとは駅前広場につきまして人中心のまちとして緑の多い空間にしていただきたいというご要望もいただいております。

 

根岸光洋委員

すみません、区立のトイレということで、JRの方にあったものですから、勘違いしました。
わかりました。いろいろ大塚については本当にこの駅が改修されて南北自由通路が今年開通するということで大変期待が一日一日高まっております。また北口ではよさこい祭りがここ数年行われ、南側では、ご存じのとおり阿波踊りかずっと続けられてるということで、それぞれがそれぞれの思いでいろいろ開発について思いがあると思いますけど、やはり私としては南北が一体感を持った、せっかくの南北自由通路の開通でございますので、努めるべきだと、一体感を持ったまちづくりにしてもらいたいと、こういうふうな認識を持っております。地元の意見を十分に踏まえていただきまして、にぎわいのある魅力ある駅前空間の整備に努めていただくことをご要望といたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。