平成20年 決算特別委員会・議会・総務費

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平成20年10月 6日

くらしのガイド・HP等広報の充実と大塚駅周辺の治安対策

 

根岸光洋委員

公明党の根岸光洋でございます。議員になりまして初めての決算特別委員ということでございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
質問の前に一言お話をさせていただきたいということで、先日行われました豊島区功労者表彰式において、ジェームス三木さんの講演が、大変、私深い感銘を受けまして、一言申し上げたいと思いました。「主役の条件」という大変興味深いお話でございまして、皆さんもお聞きになったので細かい点はあれですけど、その中で特に、新人の気持ちを持つことが大切であるということのお話がございました。新人の社長、新人の係長、また新人の課長など、役職が替わる、立場が替わる都度に、その役職の前に新人をつける、これがいろんな意味があると。いろんな捉え方があると思いますけれども、私も常に新人の気持ち、気概を持つことはどういうことか、それは、謙虚な姿勢を持つことであり、初心の気持ちを忘れていないということではないかと思いますし、もう1つ、しいて私自身で申し上げれば、挑戦の心を持ち続けることではないかと思いました。
経験も浅く、まだまだ不勉強でありますけれども、挑戦という心で一歩一歩進んでいきたいと改めて決意をした次第でございます。その上からも、この決算につきましては、区民の皆様の目線に立ち、日頃ご相談を受けたことや疑問点を中心に質問させていただきたいと思います。基本的なことや言葉足らずなこともあるかと思いますが、理事者の皆様には新人の議員であるということをお含みいただきましてわかりやすく教えていただければと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、初めに区民サービスという点から質問させていただきます。暮らしのガイドの発行についてということで参考書135ページ、成果報告書の方は202ページの方にございます、暮らしのガイドについてお尋ねをいたします。
私も実家におったときは、この暮らしのガイドがあったような記憶がございまして、正直言って使ったことがあまりなかったということで、今回、このガイドが新しくなったということで見させていただきまして、カラーページができ、区のPRという点では転入者の方にお配りしているということで大変すばらしいものだなと考えをいたしました。その中で、PRというのはよいのですが、実際暮らしのガイドとしての使いやすさ、そういうことを考えていかなくちゃいけないんじゃないかということを冊子をめくりながら思いました。
それで、この古い、古いというか旧のタイプから、昨年度新しくなりまして、どの点を中心に変更されたのか、その経緯と変更した点についてお伺いしたいと思います。

 

金子広報課長

ご指摘のとおり、豊島区の暮らしのガイドにつきましては、19年度から官民の協働発行という形式をとるということになりまして、具体的にはプロポーザルで選定されました産経リビング新聞社というところですが、そちらといわば合体で発行すると。今までの、私の便利帳というものを真ん中に挟むような形で様々な特集記事あるいは医療情報等々を加味して発行するという形でございます。大きさ等につきましても、前回の物と比べますとハンディなB5版ということに変更し、あるいは区民の目線の記事を入れたいという提案がございまして、産経リビングの方で区民PR委員会というものを集めまして、区民の方のいろんな意見あるいは具体的に記事も含め、参加を求めたりといろんな工夫をいたしまして現在に至っております。

 

根岸光洋委員

発行部数が約3万部とお聞きをしておりますけれども、従来、ちょっと記憶は定かではございませんが、全戸配布をしていた時代もあったのではないかという声がありますが、この点について、発行部数また全戸配布等についてどういうようなお考えがあるかお聞かせ願いたいと思います。

 

金子広報課長

ご指摘のとおり、平成8年ぐらいでしょうか、10年前ぐらいになるかと思いますが、全戸配布をしていた経緯がございます。その際、やはり読まない方も中にはおられたようで、捨ててしまうような実態もあったようでございまして、その後の見直しの中で特に転入者の方に重点的にお配りするようにというような変更があったようでございます。
現在のところ、3万部の発行でございまして、前回のA4版については5万部でございましたけれども、これは2カ年分というような考え方でございましたので、現在は毎年発行する中で3万部という形でやってございます。

 

根岸光洋委員

ありがとうございます。それで、区民の皆さんの声としてどういうのがあるかもお聞きしたいんですが、実際まだ2年間ということで、私が見る限りでは大きさが変わったというのがまず1つあるんですけれども、それと持ち歩きをするんではないかというようなことで小さくされたということもありますが、それによって文字が大変小さくなっているんじゃないかということで、高齢者向けのところはほかのページよりは大きくされているということでございましたけれども、文字がちょっと小さくてなかなか見づらいんじゃないかなという声と、あと、実際、前の便利帳のときは特にそういうPR版もなかったものですから、これだけで、これの活用だけで終わっていたわけですが、今度は、そういうお一人住まいとか、転入された方含めてPRということでいろいろ新しいページが民間の方の努力もまたされていると。また病院の方のリストもかなり載っているということで、そういう広告媒体もある。
そういう中で、そういう意味では使い勝手も大変幅広く使えるのかなとは思うんですが、これのサイズとか、また文字の大きさ、そして一番大きいのは、索引がどこに行って探すかと、まず最初にPR版があって、一番最初に目次があって、この目次も結構大まかに括られているものですから、例えばごみの中のリサイクルを引きたいといったら、ここからまたさらに送ってそのページを探しながら項目を探していく。もっと細かく実はごみじゃなくて何だろうと自分で索引を探したく後ろを見ると、ページの後ろの方にあるということで、その前後にPRが挟まれているので、暮らしのガイドとしての使い勝手という点ではちょっと体裁というか順番というか、そういうのを変えた方がいいんじゃないかと、せっかくつくっていただいたのを変えるというのもおかしな話ですけれども、使ってみてよりよいものになるようにできれば努力していただきたいなということがあるんですが、いかがでしょうか。

 

金子広報課長

もちろん使っていただかなければ全く意味がございませんので考慮していきたいと思っております。
特にご指摘いただきました索引の位置につきましては、官民協働ということでちょうどページ的にも真ん中に今までの便利帳が挟まっているというか、前後ろに特集があると、民間の編集の部分があるというような、ちょっと単純な形になってしまったゆえにかえって使いにくいような状況もあるのかなと思っておりまして、この辺も含めて、あるいは字の大きさも高齢者向けのページのみはかなり大きくしてございますけれども、他のページでもそういうものがかなわないかどうか、いろいろ見直して、毎年見直して発行していきたいと思っております。

 

根岸光洋委員

では最後に、この関連についてお尋ねしたいんですが、3万部という部数、先程適正というか、だったと思うんですが、いわゆる転入された方が約2万数千人いらっしゃって、世帯で言うと1万数千世帯ということですかね。そういう中で、そうすると1世帯に1冊であれば約1万7、8千ぐらいかなというようにお聞きしてますけれども、残り1万2,000部ぐらいを区の施設なり、ここであれば1階の受付に置いてあるということでございます。そうすると、従来持ってらっしゃった方の中では、古いまま持ってらっしゃる方という方もたくさんいらっしゃると思うんですね。そういう方にもぜひ本来お渡ししていただきたいと思いますし、こういう暮らしのガイドを通して、この後もホームページについてお尋ねするんですけれども、区民にとって区の行政がどういうことをやっているかというのを、この1冊見るだけでかなり興味というか、すごいなというか、いろんなことを私自身も感じた次第です。ぜひそういう点についても今後検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 

金子広報課長

ご指摘のとおり、3万部発行しておりますけれども、およそ1万8,000部程度が、今、転入者向けと聞いております。区民部等で転入者の方に。ですからおよそそれぐらいの世帯が入ってきているのかなということでございまして、残り1万2,000部につきましては、もう大体やはりはけてしまうと。庁舎及び各施設ですね。お問い合わせも結構ございまして、各施設からもなくなった場合にはすぐに問い合わせが来るということでございますが、ご指摘のとおり、まだまだ発行自体を知らないとか、前からのものを使っていて間違った情報のままお問い合わせ願ったりとかということがあってはいけませんので、なるべく広報にも2回ほど既に発行について宣伝をしておりますけれども、今後も周知を図りまして改善を加えていきたいと思ってございます。

 

根岸光洋委員

続きまして、豊島区のホームページの製作についてお伺いしたいと思います。参考書の134ページと成果報告書の方は204ページにございます。
平成12年11月にホームページが開設されたということで、それ以来、皆さん、各委員の皆さん、議員の皆さんからもお問い合わせがあると思いますが、8年間たち、大幅がリニューアルがされたということで、今年の2月の予算委員会でも、私どもの会派の西山議員からも質問がされておりましたけれども、どのようにリニューアルがされて、より使いやすくなったのか、簡単に詳細を教えてください。

 

金子広報課長

10月1日より改定されました。内容の主な点ということでございますが、全体で言いますと様々な改良を加えているわけですけれども、例えばで申し上げますと、トップページ、皆さんがまずご覧になるページでございますが、従前のホームページでは生活ガイドという部分、それから各課ばらばらの情報があったわけです。それを現在の新しいページの中では生活ガイドというところにまず統合しまして、情報をすっきりさせるということをやっております。
さらに、生活上起こるいろんな場面から、ステージ別と言うのでしょうか、また別に情報がアクセスできるというように入り口を増やすという趣旨から、「こんなときには」という名前でございますけれども、引っ越しのときですとか子どもが誕生したときですとか、いうような部分も設けてございます。
さらにトップページの一番上にグローバルナビゲーションと言うんですけれども、大きなボタンを設置しまして、これは今までのアクセスの統計を見まして一番いわゆるアクセスが多いところについて、このような集約をしまして、やはりこれも、たどりやすさということを今回の改良の中では一番眼目にしたところです。
一方で、かなり右側の方に、以前はバナー広告がずらっと並んでいたわけですけれども、こちらについては一定の工夫をした上で概ね下部に移動するというような形をとったりしております。全体的にいろんな様々なルール化ですとか統一化等も図っておりますけれども、総じまして、今までのユーザビリティと言いますか、だれでも使えるという部分をそのまま生かしまして、さらなるユーザビリティ、使い勝手のよさということを目指して改良したつもりでございます。

 

根岸光洋委員

私も拝見をいたしまして、大変すばらしくリニューアルされたなと感想としてはそう思っております。ただ、この中でやはり大事なのは、このホームページを活用して区民の皆様が知りたい情報をやはりいち早く知っていく、そういう意味で、今ご答弁のあったとおりに使いやすくなった、またアクセスする数も増えているということで、よいことだと思います。
その中で、やはり各課において担当の皆さんに区民の声が届く、区民の皆さんに対して適切にお答えをするということが重要な課題ではないかと思います。やはりいろいろな施策なり、また国のいろんな法律が変わったりして、特に長寿医療制度なんかも区民に対する徹底というか、周知の不足ということで混乱を招いた、また問い合わせをしてもなかなかいい答えというか、よくわからないというか、そういうことが不満というか、区民の皆さんの声があったと思います。そういう意味では、こういうツールを使って区民の皆さんがより施策についてわかりやすく、また、そういった声があったときは丁寧に返答していただきたいということを要望したいと思いますし、また、これ高齢者の方、またパソコンに不慣れな方などがアクセスした場合にパソコンの機能とか、そういったものについて特に何か差があったりとか、そういうのがあるのかどうか、また、区民の声に対してどういう対応をしていくのかということについて、お尋ねいたします。

 

金子広報課長

ご指摘のとおり、制度等が変更になるような場合、特に機敏な対応が求められるところかと思います。今回のホームページの関係で申しますと、当然ながら、もともとホームページというものの性格上、情報は大量に出せる、それから機敏に直せると。広報等ですとやはり、いわゆる機会が限られておりますので、即時に変えたり増やしたりすることができると。こういう性格をフルに生かして各課で情報発信がしやすいようにシステムを構築したつもりでおります。
例えば、各ページに、今までですと必ずしも問い合わせ先とかというのが入ってなかったようなきらいもあるんですが、今回は見ていただきますと、一番末端の各ページにつきましては、どんな項目についても必ず問い合わせ先があると。そこを押しますと、各返答のフォームが出てきまして、お問い合わせであるとか、そういうものがメールでも送れるというような形になってございます。
それから、その後のパソコンによってというお話ですけれども、ちょっと理解が間違っているかもしれませんが、いろんな種類のものがある中では、そういうものに対応できるようにシステムは構築しているということでございます。

 

根岸光洋委員

ありがとうございます。それでは、1つ、この項目の中で204ページの成果報告書の中の一番下の備考に予算の執行率についての説明があるんですが、ウエブアクセシビリティ支援ツールの導入方法について、ソフトの購入から導入委託に変更したために、委託料での支出となったことによる残があるということで、これは逆に言うと、ソフトの購入をしないで導入委託をしたということは、今後は、単年度ではいいかと思うんですが、今後、長い目で見た場合に、その経費の問題についてはどういうようなお考えがあるんでしょうか。

 

金子広報課長

これは、委託と冗費と言いますか、購入というものの変更から生じている事情を書いてございますけれども、結果としましては、1回でそのソフトについて入れたということでございまして、支援ツール自体はそれほどメンテナンスを必要とするものではありませんので、後年度負担という意味では、全体の今回のホームページシステムについては当然ながらかかっていくものでございますけれども、特にこれについてというご心配はないかと考えます。

 

根岸光洋委員

ますますこれからこういったホームページ、またこういうツールが大事になっていくと思いますが、新聞にも政府のIT戦略本部からは、出産育児手続をネットでというような記事も出ております。そういう、なかなか役所に来るのが大変な方、また休みをとったり育児の負担を減らすという意味で、こういう母子手帳など、約20種類のそういう申請をしなくちゃいけない、こういった方に対してネットでやりやすくしようという、こういうような話も出ております。ぜひこういったことにも今後とも区の方としても取り組んでいただいて、ますます活用しやすい、区民にとって近い区役所となっていただきたいということを要望したいと思います。
続きまして、大塚駅周辺地域等地域防犯力向上事業についてお尋ねをいたします。参考書の122ページでございます。
まず、これは大塚・巣鴨地域が東京都から指定を受けて、5カ所の指定を受けたという中で、その周辺、特にマンションに住む住民またそういった地域の方の防犯力の向上ということで様々な取組みがされたとお聞きをいたしております。事業の簡単な概要についてお知らせください。

 

渡辺治安対策担当課長

この地域防犯モデル事業の目的でありますが、これにつきましては、都内の侵入窃盗だとか、13未満の子どもへの強制わいせつ事件の約50%ぐらいがマンション等の共同住宅で発生しております。そこで、共同住宅の居住者と地域の町会・自治会等が連携して地域防犯活動を東京都・区それから警察が支援し、地域力の向上を図ることを目的として行ったモデル事業でございます。
その中で実際行ったものでございますが、防犯ボランティア支援事業ということで防犯グッズ、ベストだとか腕章、帽子、それから誘導灯についての支給、それからマンション等防犯設備部品等補助事業ということでマンション内の防犯カメラの設置についての補助事業、それから、地域防犯環境改善補助事業ということで、街路灯だとか、公園なんかの剪定だとか、そういう関係の事業を行いました。その他警察の部分では、防犯活動アドバイザーということで、この地域が巣鴨警察署管内でございますので、巣鴨警察の方に2名、防犯アドバイザーが配置になりました。また、小学校の方にスクールサポーターということで1名配置になっております。
以上でございます

 

根岸光洋委員

私もまちを歩いていますと、防犯アドバイザーの方によくお会いして、いろいろ細かい防犯について、現状とか今日は何か事件がありましたかと聞きながら、またこういった問題についてどうでしょうかということをお尋ねしたりして、本当に地域の方にとって安心を与えているというか、当然、制服の警察官の方が巡回することも大事ですが、いろんな角度でのアドバイスをいただけるということで、ぜひこの事業を19年度ということではなく、今後も続けていただければなと思っております。
その中で、緊急報知器の導入が、巣鴨小学校、西巣鴨小学校、豊成小学校の3小学校にあったとお聞きしておりますが、こちらについては今後どういうような形でさらに他の学校にも整備されていくんでしょうか。

 

渡辺治安対策担当課長

このモデル事業の中では、今お話がありました3小学校に付けました。その他、区内全部の23小学校に対しても、この、まちの番について教育委員会の方を介していろいろお話をさせていただきまして、現在は区内15小学校に設置をしているところでございます。

 

根岸光洋委員

ぜひそういったものも区民の皆さんが緊急のときに使いやすいように、またPR、周知徹底をしていただきたいと思います。
続いて、その中で関連して電光掲示機の購入というのがあったと思います。これは4台ですか、購入されて設置をされているということで、その後ろにある、時間が出ているようなやつでございますけれども、私も東部区民事務所と、南大塚の地域創造館に設置されているということで現場を見てまいりましたが、正直言って全然気がつかなかったんですね。入って通り過ぎて、戻ってきたらあったという、そういう意味で、これはどういうふうな形で設置しているんですかとお聞きしたら、最初外に出していたんですけれども、場所がなかなかないということで、今は事務所の方に向けて設置してあるということで、本当にそれでいいのかどうかというのはすごく疑問を感じたんですね。区民の皆さんにそういった危険があったりしたときのニュースとかをお知らせするためには、大変非常に重要なものであると思いますし、できれば外にあった方がいいんじゃないかなと思ってよく機械を見たら、屋内用と書いてあるんですね。屋内しか設置できないということで、この辺について場所とかもう少し区民の皆さんの目につく物とか、また、区民事務所の中とかですと、夜はもう、全然見えないわけですね。そういった、外を通行する方にも見えるようにとか、また音声を出して何かお知らせするとか、そういったものについても取り組んでいくべきじゃないかと、設置されてしまっているんであれですけれども、その点についてはどうでしょうか。

 

渡辺治安対策担当課長

これもモデル事業で実施したものでございます。今、流させていただいているのは、振り込め詐欺、それから侵入とひったくりなど、安全・安心情報を区役所の方からインターネットを通じてタイムリーに電光掲示するということで情報発信させていただいております。
この中、利用については、その施設の利用者向けということで実施しております。夜間については、それぞれの施設の方で電源を切ってしまいますので、これについては次の日にそのデータがそのまま残らないというところがありますので、これについてはなるべく日々、朝の段階で情報を発信するようにしているところでございます。

 

根岸光洋委員

情報を毎日刷新していただくという点で非常にタイムリーにやっていただくということは大事だと思いますが、もう1回、しつこくお聞きするんですけれども、やはり区民の目に付かなければ、設置してもあまり効果がないと思いますので、その辺をぜひ、現場の方と打ち合わせをしていただいて区民の目に付きやすいように設置場所を考えていただきたいなと思います。
また、関連して、地域力向上設備事業補助金として防犯カメラが設置されたと伺っております。商店街にも30台近く、またマンションにも20台以上ですか、設置されたと伺ってますけれども、これについてちょっとお知らせください。

 

渡辺治安対策担当課長

防犯カメラにつきましては、2種類ございます。まず1つ目が、6カ所のマンションに25台の防犯カメラを設置したものでございます。これは、マンションの防犯力を高め、それに基づいて地域防犯力を高めるという目的でございました。マンションに設置するに当たって条件がございました。その条件につきましては、そのマンションの中に防犯責任者を設置する、または、その他、週2回程度5人ぐらいでパトロールを実施する、それから、マンションの居住者の利用している自転車の前かごのところに安全・安心パトロールのプレートを付けていただく、その他、水やりだとか犬の散歩だとか、そういうときには防犯に関する腕章を付けて実施していただくということで実施したものでございます。
もう1つですが、これは商店街の2カ所に対して30台の防犯カメラを設置したものでございます。これについては、モデル事業で当初推進していたんですが、これは関連ということでご報告させていただきます。これは、大塚駅北口の大塚北口商栄会に20カ所、それから巣鴨駅南口の巣一商店会に10カ所設置をいたしました。

 

根岸光洋委員

ますます今後もそういったマンション、地域の安全のために防犯カメラの設置を含めて取り組んでいただきたいと思います。
この質問の中にもう1つ、大塚駅のガード下の壁面美化工事というのがあったと思います。ちょうど巣鴨警察から出て新大塚方面に行く通りのちょうど山手線の下というか、ガードの下ですが、片側には18年度に西巣鴨中学校の皆さんによってきれいな絵が飾られておりまして、その逆側の池袋寄りの壁面が今回巣鴨北中学の生徒の皆さん、美術部の皆さんによって美化されたと。明るくなって、従来暗くてそこを通るのになかなか怖いという声もあったんですが、それが美化されたという、大変すばらしいと思います。私も通る度にこの絵を見て和やかになり、また地域の防犯力を向上していく上で必要だなと思いました。ただ、これ、今回19年度予算というわけじゃないんですが、18年度につくった西巣鴨中学の方の絵の表面がはがれかけちゃっているんですね。そういう意味で、ぜひ両方、違う予算かもしれませんが、ぜひこの方もきれいにしていただきたいし、またつくっていただいた作品ができる限り長くきれいな状態で保護されるようにお願いしたいと思います。
それともう1点、先程もお聞きしましたけれども、防犯アドバイザー、また、スクールサポーターという方が、今後またできる限り長く地域の皆さんのために活躍していただきたいと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。

 

渡辺治安対策担当課長

防犯アドバイザー、それからスクールサポーターにつきましては、警視庁の方からこのモデル地区については3年という条件が付いてございます。その他、その地区、有効であるという場合は2年延長できるということでございます。今現在、2年目でございますので、今後、警察と連携をとりながら継続していくように検討していきたいと考えております。

 

根岸光洋委員

ぜひ検討をよろしくお願いいたします。
続きまして、防犯について全般的なご質問なんですが、今の大塚の地域、巣鴨地域の問題等含めて、今、小学生の下校時における防犯広報というのが19年10月26日から開始されまして、約1年がたつということで、こういうのに協力をしてくれた小学校6年生の児童も中学生になったということで、これを聞く度に私たちも子どもたちの安全の見守りをしなければいけないということを毎日毎日思い起こすということで大変にすばらしいアイデアだと思いますが、これについて1点だけなんですが、名前がなんかよくわからないという声があります。ぜひいい名前を付けていただければと思いますが、これについてはいかがでしょうか。

 

渡辺治安対策担当課長

今、ご指摘あったように、昨年10月26日に開始をして間もなく1年となります。これにつきまして、ネーミングの募集を今、行っているところでございます。教育委員、それから学校の方のご協力をいただきまして、今、募集を募っているところでございます。これで区長賞だとか佳作だとか、そういうのを決めていきたいなと考えております。区長賞につきましては、広報としまだとか区のホームページなどを利用して、区民の皆様へこの防災無線のネーミングを積極的に周知徹底を図っていきたいと考えております。

 

根岸光洋委員

最後になりますけれども、本当に防犯という意味では安心して、豊島区が安全で住み続けやすいまちになるためには、本当にこういう問題を一つ一つ丁寧に、また真剣に、また継続して取り組んでいただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
私の方の質問は、以上でございます。