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平成25年予算特別委員会 清掃環境・都市整備・土木費( 3月 5日)

地下鉄丸の内線新大塚駅と放置自転車対策

○根岸光洋委員 続いて、先ほど放置自転車の件が出ましたので、新大塚駅、私も一番身近な駅でございますので、この駐輪場が整備されるのを目の当たりにして見ております。思いやりゾーンというのを設置した、少しゆったりとめられるということで、当初の180台の設置予定から146台となったということですけども、これについて、放置自転車の台数などから勘案して180台というのを設定したんじゃないかなと、そういう推測をするんですが、実際146台という台数で大丈夫なのかどうか、その辺をちょっとお聞きしたいんですが。

○廣瀬交通対策課長  新大塚駅周辺の放置自転車対策ということで、この3月に146台の駐輪場整備をするわけですけれども、これが仮に180台だとしても。絶対数が足りているかというと、やはり足りないという認識でございます。

今回、委員御指摘のとおり、思いやりゾーンということで、ラックとラックの間の幅を広げたようなものも踏まえて、大型車対応、例えば子ども乗せ3人乗り自転車であるとか。あるいは高齢者の方も引き出しやすいような形ということで、そういった整備もさせていただいたというところでございます。全体的に。例えばウィロードのようなきちきちのようなものから、だんだんそういった路上も使いやすいものにシフトしている中で146台というのが出てきたということで御理解いただければと思います。

○根岸光洋委員  わかりました。まちの方からは、マンションの住民の方もいらっしゃって、マンションの中にとめられなくて、やむを得ず歩道上に自転車を駐輪されている方もいて、今後、禁止区域がしっかり指定されて、撤去活動が始まるということが今周知されていますけれども、そういった方からも、放置自転車がこれだけあって、自分のものも放置自転車とみなされるということで、それをしっかり対応しなきゃいげないという声もあるんですけども、これを当初の予定から少し減ったということの部分はしっかり理解していただけるように周知をしていただければなと思います。

それと、あと文京区、こっちも放置禁止区域の指定を同時にするということですけど、やはり文京区も、大塚公園とか、または周辺に駐輪場を整備すべきだと、こう私は強く思うんですね。当然協議されてきたと思うんですけど、この辺について、文京区側としてはどう考えているのか、ちょっとお聞きしたいんですけど。

○廣瀬交通対策課長  委員御指摘のとおり、区境を挟んだ駅ということで、両区足並みそろえて対策をとるのが当然だとは私ども考えております。区といたしましても、私ども本区だけではなくて、どこか文京区としても、駐輪場に適した用地を見つけて、つくっていただけませんかということは再三申し入れもしております。

今後も協議はこれで終わりということではございませんので、協議の場をまた密にとりまして、互いの区で協力しながら放置自転車対策を進めていきたいと思います。

○根岸光洋委員  よろしくお願いします。

それと、ちょうど新大塚駅は地下鉄の入り口が2カ所、池袋方面と銀座方面と2カ所ありまして、池袋方面は丸々文京区の敷地だと思いますが、銀座方面はちょうど出たところの出口は、朝日信用金庫の前は豊島区、その反対側は文京区ということで、ちょうどここは、私たちも街頭をやると、向こうに文京区がいて、こっちに豊島区がいるという、お互いに入らないようにしているんですけど、そういうちょっと区境の、またさらにちょっと数メーターのところで文京区と豊島区が接しているんですね。接しているというか、1つの道路なっているわけですね。歩道に。ここにも放置自転車がかなりとまっているんですよね。どっちの区の方が放置自転車のシールというか切符というか、張っているのか、僕もよくちょっとわからないんですけど、実際の撤去活動になったときに、ここまでは文京区で、ここからは豊島区になっていますけど、それはどうされるんですか。

○廣瀬交通対策課長  御指摘のとおり、区境が非常にややこしい駅でございます。1番の出口のところも一部文京区の境がかかっておりまして、これ、今、先月から、両区の担当者のもとに立ち会いを進めております。したがいまして、その中で、ここまでが文京区、ここまでが豊島区ということをきちんと分けた形で撤去したいと思います。

いずれにしましても、よそ様の区の自転車まで持っていってお金を徴収するわけにいきませんので、その辺は厳密にやりたいと思います。

○根岸光洋委員  わかりました。両方の区民が使われるんでしょうけど、お互いにこっちはつくった、あっちはつくっていないとけんかしてもしようがないので、お互いさまなので、しっかりその辺を、ただ前に進むような形で、引き続き駐輪場の整備も協議していただいた上で禁止区域をかけて、しっかりと駅前の整然としたものをつくっていただきたいなと思います。

あわせて、ちょっと私が見た放置自転車の推移、先ほどほかの委員からもありましたけど、撤去台数ですか、放置自転車の数は劇的に減っていると、駐輪場の整備も物すごく増加しているということで、これが逆の反比例しているわけですね。ところが、年間の撤去台数というのを見ると約4万3,000台で、これはずっと変わらないということであると、何だか撤去回数をふやしているのか、撤去台数の目標があるのか、そういうちょっと見方もしちゃったんですが、この辺は課長、どうなんですか。

○廣瀬交通対策課長  午前中、答弁申し上げましたとおり、平成11年度が豊島区の放置のピークでございまして、そのときに比べると10分の1ぐらいに放置自転車は改善されましたと申し上げましたけれども、その時点の自転車の撤去台数は約2万1,000台ぐらいでございまして、大体それから見ると、ほぼ撤去の台数というのは4万3,000台、倍になっております。ただ、やはり放置禁止区域を順々にふやしてきたということもありまして、例えば平成11年度ですと7駅、たしか7駅だったと思いますけども、放置禁止区域が指定されておりました。

現在は、今度指定されます新大塚駅が指定されますと17駅ということになりますので、それだけ撤去する範囲も広がって、必然的に台数もふえたということでございます。決して台数について職員にノルマを課しているわけではございません。

以上でございます。

○根岸光洋委員  ちょっと話がそれちゃいましたけど、あと、放置自転車を収納するスペースも当然いろんな面で整理されてきたんだと思いますし、東池袋のほうにあるところは、夏は町会と青年会の盆踊りをやるんで、その期間は放置自転車は入れられないと。撤去した自転車は入れられないということで、その期間は新大塚駅は撤去がないよと、そんな話もあったりするんですけども、本当にこの辺を区民の皆さんにとって誤解のないようにやっていただきたいなというふうに思います。