平成23年 3月 4日予算特別委員会、補足質疑

 2302252_0001  s-IMG_0539

大塚のにぎわいのある街づくりと都電100周年記念・都電サミット

根岸光洋委員  では、よろしくお願いいします。私は、款別でやりました大塚駅を中心とした大塚のまちづくりに関連して、今回は観光、またイベント、そういった人が集まる大塚駅を中心としたにぎわいのあるそういうまちづくりについてご質問したいと思います。

大塚については皆さんもご存じのように阿波踊り、そしてよさこい、また都電沿線のバラの植栽、それから音楽祭が始まり、また商人まつりが一昨年の自由通路開通以来、大きなイベントとして人がたくさん集まってにぎやかになっております。そういう花と緑と音楽があふれる大塚ということで、これについて人が集まってくるという意味で、まず皆さんの地域の方から出るのは、この間もやりましたけれども、駅ビルが今度できると、いよいよ工事が始まるということで、こういったイベント関係がどういう影響を受けるのかという声があるのですが、これについてはどうでしょうか。

○奥島都市開発課長  まず、JRの駅ビルの計画地ですけれども、ご案内のとおり南口のところの、今、車どめでとめられているところですけれども、当然そこの部分は使えなくなってきます。また、駅前広場の工事もございますので、そういった意味で現在、タクシープールを活用していろんなイベントもされていると聞いておりますので、その部分の活用についても、一時的には代替でほかのところでやっていただくことになるかもしれませんけれども、いずれにいたしましても地元の皆様の長らく続いたイベントでございますので、そういう工事調整についてはしっかりしていきたいと考えてございます。

根岸光洋委員  ぜひよろしくお願いを申し上げたいと思います。せっかくの伝統あるものが、また新しいものも増えていますので、そういったものが工事で、影響は受けないということはあり得ないと思いますけれども、うまくいくようにいろいろと区としても調整していただきたいと思います。

その中で、一つはこの間もやりましたけれども、都電の沿線にはバラを植えて、たくさんバラを見に来られる方が増えていると。600本近いバラが今植わって、1年中通年を通して咲いていると。種類についてもかなり多くの種類ということで、本数では都内では1番ではないらしいですけれども、種類については1番ではないかと。そこら辺を目指すということで、昨年度も全国の花のまちづくりコンクールで花のまちづくり優秀賞を受賞したということがございました。これは不法投棄とかが減り、ごみも減り、たばこのポイ捨てとかそういったものも減り、私たちも月に1回掃除をしたりお手伝いをさせていただいているのですけれども、こういった地域の方が中心とした取り組みあって、このバラが続けられているということで、これからもさらに続けていきたいと思いますし、また観光という見地からも多くの方が見に来られています。こういったものについても支援もぜひ、観光という見地からやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○柴文化観光課長  この事業につきましては、現在、区民活動補助金の対象になっていると聞いております。特に文化観光課では金銭的な支援というのはしていないのですけれども、南大塚の都電沿線協議会の方にお話を聞いたところ、5月の連休明け、バラの散歩マップというのを発行すると聞いております。今後、そういった自主的な活動を支援していくために、区の観光情報センター、それから昨年新しくできました雑司が谷案内処とか、そういったところにそのマップを配置しまして、観光客のバラの散策を促せるような取り組みを積極的に進めたいと思っております。

根岸光洋委員  ぜひそのような積極的な支援をお願いしたいと思いますし、また、この間も話しましたけれども、最近、池袋から大塚までの山手線の橋の上からスカイツリーが見えると。天気のいい日は本当にはっきりと見えるということで、多くの方がカメラを持ってそのあたりに集まってこられるということで、ぜひこれも一つ、そこら辺から大塚、また池袋、巣鴨へと広がっていく一つの観光スポットになっていくと思います。そういう意味で、こういった観光スポットというのを、区全体としてもやるのでしょうけれども、特に大塚の地域の新たな観光スポットとして、スカイツリーが見える橋とか、そういったものを何かPRできるいい方法がないかと思うのですが、いかがでしょうか。

○柴文化観光課長  今、委員がおっしゃられたように、まだまだ区内の中には知られていない観光スポットなどがたくさんあるかと思っております。
実は23年度新規事業で予定しています北口路上美術館という、池袋の東武鉄道の所有の140メートルの壁に、これを利用しまして、そこに写真とか絵をパネルで張りつけようという計画がございます。その計画を実施するに当たって、ぜひ豊島区の観光スポットみたいな形でフォトコンテストみたいなものを募集しまして、応募作品を審査の上、そういったパネルで140メートルの壁、大体100メートルぐらいになると思うのですけれども、展示をしていこうかと思っております。 今のところ、まだこの地区は調整中であるため、詳細は今後お話ししたいと思っております。

根岸光洋委員  わかりました。
池袋の北口ということですけれども、ぜひ大塚も南北自由通路の中、掲示板を区と地域でいろいろと話し合って活用するということで、今はメッセのポスターがいっぱい貼ってありますけれども、前もお聞きしましたけれども、こういったところにもぜひバラとか、またそういうスカイツリーとかを撮った写真などを貼って、また観光スポットのPRというか、案内板みたいなものもやってもらったらいいのではないかと、僕は個人的には思っているのですけれども、そういったのはいかがでしょうか。

○奥島都市開発課長  大塚駅自由通路の今、壁面は二つのスパンが空いておりますけれども、当初は自由通路を地元の皆様と計画している中では、地元に由来した何かを掲示したいのだというところで調整してまいったわけですけれども、なかなか決まらなかったという経緯がありますので、今は空けてございます。
ただ、今後ですけれども、できれば広場計画を進める中でそういったものの配置、もしくはご指摘がありましたように地域の活性化につながるようなことについて検討を加えていきたいと思っております。

根岸光洋委員  ぜひ検討していただきまして、花と緑と音楽と、この写真ということで四つになりましたけれども、大塚の魅力を発信していただきたいと思います。
それと、話が関連してあれですけれども、以前にもお話ししましたけれども、駅のガードの下にも実は絵があるのです。この絵が以前は巣鴨北中学の生徒がかかれた絵がありまして、それともう一方の、いわゆる交番のもう1個先のところですけれども、ガード下、もう一方は西巣鴨中学の生徒がかいた絵が両わきに通っていまして、防犯上の問題から明るくしたいといういろんな形からそれぞれできました。一方の巣鴨北中のほうは表面がコーティングされていまして、落書きしてもすぐ落とせるというもので、かなり永久的に残っていくのではないかと。もう一方の西巣鴨中学のかいたほうは、予算の関係上、ただ上からは何もコーティングされていないということで、たびたび私も指摘させていただきまして、大分はがれてきているのです。中学校の名前まではがれてしまうのではないかというぐらいでかわいそうな状態で、こういったものについて、今日は教育委員会もいらっしゃるので、何か手だてはできないのでしょうか。

○長戸環境課長  こちらの西巣鴨中学校の壁画につきましては、実は地元の方からもご相談を受けておりまして、今年の8月でございますが、もともとこちらの壁画を予算をつけてつくりました巣鴨警察署の少年担当の方と、西巣鴨中学校の校長先生、副校長先生と、あと区の治安対策担当、それから環境課でいろいろと協議をしました。ただ、これといっていい方法が見つからなかったことと、あと3年前になりますか、美術部の卒業生の方々の原画がなかなか見つからなくて、しかもどのように原画を復元していこうかということで、そこで手詰まりになってしまいまして、その状態になっております。

○根岸光洋委員  だから、何とかそこをしてもらいたいというお話なのですけれども。教育委員会もいらっしゃるので、そういった意味でもこういった二つの中学校が並んでいて、そこを通る児童・生徒、また保護者が見ているわけですから、ぜひ何か手だてをしてもらいたいと思います。今日は意見だけ言っておきます。

○三田教育長  今この場で私も認識を新たにしたところでございますので、十分調査をして検討していきたいと思います。

根岸光洋委員  すみません、それではよろしくお願いします。

 

都電100周年記念・都電サミット

 それと、最後になりますけれども、都電が今年で100周年ということで、この大塚を通る、巣鴨から目白へ向けて通っていますけれども、大塚も100年を迎える都電について、いわゆるにぎわい創出という意味では、先程の花と緑と音楽と写真と絵と都電ということで、私としてはこのすべてを網羅した観光の一つの大きなイベントにしていきたいと、していくべきではないかと思います。

最後に、都電サミットがあると伺っていますけれども、これについての進展状態についてお聞かせください。

○柴文化観光課長  毎月、都電沿線4区で連絡協議会を開催しておりまして、先月開催された4区の協議会では、都電サミットの期日が8月1日の100周年記念日前後ということで予定されております。
また、都電100周年記念事業につきましては、当初、フォトコンテストということで、前回、一般質問のときのお答えをしていたと思うのですけれども、荒川区がもともとフォトコンテストをやっていたということで、今のところ4区で絵画コンテストということで進めようということで予定しております。

根岸光洋委員  最後まとめます。ぜひいろんな形でこの大塚を、巣鴨と池袋の間でございますけれども、しっかりPRして、お客様を迎えて、まちとともににぎやかなものを創出してまいりたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

以上です。