平成26年決算特別委員会 清掃環境都市整備土木費(10月10日)

粗大ごみ収集

○根岸光洋委員  済みません、最後になりますけど、私のほうからは、成果書128ページの廃棄物の収集事業ですね。こちらについてお尋ねをしたいと思います。

可燃物、また不燃物のごみの量がずっと減り続けているという中で、粗大ごみがふえているという実態がございます。こちらについて粗大ごみがふえていっている、その実態はどういうふうに動向があるんでしょうか。

○増子資源循環課長  25年度にかけても粗大ごみはふえ続けているわけなんですけども、昨年度、収集量が2,363トンということでした。要因ですけども、恐らく自転車等、あと箱物家具、こういったものが多いわけなんですけども、そういった安価で買える自転車や箱物家具がやはりふえて、そういった方、持った方が引っ越しをする際に、持っていかずに、そのまま捨ててしまうという形が多いということを想定しております。

○根岸光洋委員  ありがとうございます。それで、この量がふえていくという中で、豊島区は受け付けからかなり早い時間で収集して運んでくれるということで、区民からそういう声が上がっているんですが、実際はどのぐらいで収集してもらっているんでしょうかね。実態は。

○小窪豊島清掃事務所長  粗大ごみの収集に関しましては、大きく分けて2つの要素からなっておりまして、先生方御存じのように、区内を走り回ってとる収集ですね。一般的な収集の部分と、これは新宿区と共同でやっているんですが、ヨドセイといいますけれども、東池にあるヨドセイのところでそれを積みかえて中防のほうに持っていく、あるいはそこの施設を維持するという、これの経費の、大きくはこの2つからなっているわけです。

それで、収集に関しましては、契約段階でお電話をいただいてから3日から1週間以内でとるということになっておりまして、清掃事務所のほうも定期的に何日かかっているかという一応確認しておりまして、現在ところ、最悪1週間以内で収集していただくという状態にはなっております。

○根岸光洋委員  ところが、私のほうでちょっと要望を受けた中では、量がふえている中で13日から15日、約2週間ぐらいかかっていると。そういうケースもあるんじゃないかという声があって、そういう車をふやすなり、何か区として支援をしたほうがいいんじゃないかという声が上がったんですが、これ、実際、豊島区の実態としてはどうなんでしょうか。

○小窪豊島清掃事務所長  先ほど申し上げましたみたいに、豊島区につきましては1週間という、最大1週間以内にとるということは現在のところ確認しておりますので、大丈夫と思うんですが、一部、新宿区と共同事業をやっておりますので、新宿区のほうは、漏れ聞くところによると2週間ぐらいかかっているという状況もあるやに聞いておりますので、場合によっては、そちらのほうに若干車が回っている関係でというのもあるかもしれません。ただ、本区の場合は1週間以内でというのを守っていただいております。

○根岸光洋委員  そうしますと、その新宿区の共同というのは、豊島区にとってメリットというのは何かあるんですかね。それがどういうふうなことなんですか。

○山口菊子委員長  豊島清掃事務所長、仕組みをきちんと御説明いただかないとだめですよ。

○小窪豊島清掃事務所長  メリットといいますと、東京都清掃局から特別区に移管されて13年ぐらいたつわけですけれども、その段階から一応申し入れという形でなっておりますんで、それを先ほど申しましたみたいに、ヨドセイのほうに行った段階で積みかえるわけですね。通常、委員の先生方、町なかでごらんになっている、あのちょっとした軽の大きいやつ、あれを5、6台分、もっと多いですかね、8台分を通常のプレス車に積みかえて、そちらで中防のほうに持っていく。これは1日5、6回やっているんですが、そういう意味で、効率的に回すといいますか、経費を抑える、あるいは環境負荷を抑えるという、そういう形で中防との間を行ったり来たりの数を減らしているという形になっています。そういう意味では、本区のほうにもメリットはあると思っています。

○根岸光洋委員  わかりました。そういう声があるということがあったもんですから、今、所長からお話を伺って、新宿区のほうの関係がそういうふうにちょっと若干おくれている可能性があるんじゃないかと。影響があるんじゃないかということだったんですが、単独で豊島区が一生懸命やって、これだけ喜ばれている事業なんで、豊島区だけでやってもいいんじゃないかなという気もするんですけど、その辺についてはどうですか。

○増子資源循環課長  ごみの処理につきましては、やはり23区共同で処理をしているということもありますので、やはりその辺のバランスというものを23区でとっていくというところで、粗大ごみにつきましては、やはり新宿区という形でバランスをとっているというところになると思います。

○根岸光洋委員  わかりました。今後ぜひ量がふえていくってことはございますので、何か課題がその中であるようであれば、ぜひよく検討していただいて判断していただければと思います。

新資源回収業者の引き継ぎ徹底

○根岸光洋委員  もう1点、先ほど新資源回収の事業、ほかの委員からも出ましたけど、私どものほうにも、これについての区民からのクレームというか、苦情が結構来ております。事業者がかわるたびということなんでしょうか、ちょっとわかりませんが、年度が変わるたびといっていいんでしょうか。各地域でリサイクルのいろんな出し方とか収集の仕方を工夫されている地域がたくさんある中で、それを事業者がよく理解していないということでトラブルが出ているというお話があるんですね。これについて、先ほど答弁もございましたけど、何か事業者と引き継ぎというのがうまくいっていないんじゃないかと思うんですが、区としてこの辺についてどういうふうに見解をお持ちですか。

○増子資源循環課長  先ほども答弁をさせていただきましたけれども、やはりうまく引き継ぎができていない。特に特殊な約束をしているといいますか、そういうケースの場合に、なかなかそこがうまく引き継げていないというふうに聞いておりますので、その辺は先ほども答弁させていただきましたけど、今年度ちょっとしっかりデータ化しまして、それを書面という形で何とか来年度引き継げるように、しっかり引き継げるように、区としてもやっていきたいと思っております。

○根岸光洋委員  わかりました。ぜひそういう特殊な事情があるというところもあるというふうにお聞きもしていますので、対応してやっていただきたいと思います。