平成26年決算特別委員会 清掃環境都市整備土木費(10月10日)

桜並木の診断・桜植樹

○根岸光洋委員  成果表の116ページの街路美化事業、桜並木再生事業についてお伺いしたいんですが、24年度で、冬季の剪定が815本だったのが、25年度で大きく下がって181本と、夏は変わりませんけど、冬季は相当下がったということがありますが、これはどういったことなんでしょうか。

○石井公園緑地課長  こちらのところにつきましては、やはり少し前倒しをしたりとか、ある程度、例えば2年に一遍とか、グリーン大通りとか、そういったところが剪定をしているようなところがございます。そういうような関係でちょっと本数が減ったというような状況でございます。

○石井公園緑地課長  そういうような状況でございまして、毎年毎年、定期的に切るというような形よりも、やはり財政のところで一定程度大きく切れるときは2年に一遍とか、そういうような若干の波がございます。

○根岸光洋委員  特にことしはデング熱とかもありましたので、そういったことに関係するかどうかは別として、樹木の剪定とか、またその植樹帯の剪定とか、そういったものも十分やっていただきたいなというに思います。

 それと、あとこの25年度中で、これ、新規なんですかね。桜樹木診断。これ、桜並木再生事業になっていますけど、159本。この事業についてはどういうふうな内容なんでしょうか。

○石井公園緑地課長  こちらのところにつきましては、その前のときに、駒込と巣鴨の桜並木が台風で倒れたりとかいうようなことがございましたので、西巣鴨中の裏とか、大塚駅の北口とか、そういようなところの桜並木の診断をしたものでございます。

○根岸光洋委員  それで、私も南大塚二丁目、ことしの2月だったと思いますが、大雪で倒木というか、桜が1本倒れて、夜中だったと思うんですね。マンションの壁に、ベランダにぶつかったと通報を受けまして、ちょうど西巣鴨の中学校のところへ行く桜並木の途中で、車が通行を遮断されて、区のほうの職員の方が来て、木切って、搬出しているところ、朝7時ごろでしたかね。ちょっと見させていただきましたけど、これも多分、恐らくそのときの診断の結果の木じゃないかなと思うんですが、これはそのときの診断の当たっていた木なんでしょうか。

○石井公園緑地課長  診断でAからDまでA、B、C、Dというような形で診断をしまして、Dのものにつきましては、やはり危険だというようなことで、残念ながら、もう向こう側が透けて見えるような空洞があるような、中ががらんどうのような木については、残念ながら、交通安全の関係から伐採を既にしたものでございます。で、今回倒れたものにつきましては、B判定というということで、残念ながらそこの周辺のところについては、やはり街路樹ということでいろいろ狭い中に立っておりますんで、A判定がないという。ですので、B判定のものが今回残念ながら雪の重みで倒れたということでございます。

○根岸光洋委員  雪の質も大分違ったということで、きょうは道路整備課長もいらっしゃるから、多分かなり重みがあるというか、水気を含んだといいますか、そういう雪だったという記憶があるんですけど、これからこういう、台風もそうですし、雪害もそうですし、豊島区のシンボルである桜の木が倒れてしまうということが予測がされると思いますし、また植えてからかなりたっている桜もこれ以外にもたくさんあると思うんですね。せっかくここに桜並木再生事業と書いてあったもんですから、今後の桜の保存というか、また植えかえるということはかなり厳しいというお話も伺っているんですけど、豊島区のシンボルである桜をどうなって育てて、また広げていくのか、それについてお伺いしたいと思います。

○石井公園緑地課長  今あるものについては、なるべく寿命を延ばしていけるよう形をとっていきたいと思います。ただ、やはり安全を確保するというようなところはありますので、危険と判断したものについては植えかえるということで、駒込にあります苗床の新しいものを持ってきて、豊島区の命をつないで整備を進めていくというような考えでございます。

○根岸光洋委員  時間がそろそろなくなってまいりましたので、ただ、かなりこの前に植えた桜のときは、ビルもなく、高いビルもなくというか、ある程度日も入って、桜も育ったんじゃないかなということを地元の方もおっしゃっていまして、新たにまたそういったところで桜並木を植えていく、またそれを維持していくというのは大変に困難じゃないかということで、これは土木担当部長もよく御存じなことだと思うんですが、そういった意味からも、今後、だから豊島区の桜をどうやはり、どういったところにまたふやしていくのか。また、大塚駅前も今度広場ができると桜を植えてもらいたいという要望もありますけど、いろんな形でぜひ豊島区の桜をよく見られるようにというと変ですけど、シンボルとして今後ますます広げていけるような、そういった施策に取り組んでいただきたいことを申し上げまして、終わります。