平成26年決特 文化商工・教育費 根岸(10月14日)

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被災地応援

○根岸光洋委員  よろしくお願いいたします。この土日から月曜日にかけて台風19号が来るということで大変皆さん警戒されていました。南大塚の昨年の被災があってから、都市整備課、道路整備課の皆さんに土のうステーションを整備していただきまして、きょう来ましたら、すべて土のうがなくなっていたということで、本当に助かりました。同じ決算委員の細川委員からもお話がありましたけれども、こういった要望一つ一つが着実に達成されて、被害がなかったということで、関係の皆様に感謝を申し上げます。

 さて、昨日はオリンピックを契機にした体育の日ということで、スポーツまつりがございました。その中で、私も総合グラウンドに伺ったんですが、雨を心配しながらたくさんの方がいらっしゃっていました。イベントの中に東日本の大震災の復興ということでブースがございまして、エコたわしという、三陸町で被災した住宅というか、復興住宅のところでつくられたものが販売されていました。1個200円、5個1,000円で、1,000円分購入させていただきまして、早速自分のパソコン周りに使っています。本当に忘れてはならないこの被災者の復興というものも視野に、きょうは御質問したいと思います。

 1つは、私どもが福島に持っております猪苗代四季の里、こちらについて23年度以降、大変に厳しい状況があったというふうにお聞きしています。当初は被災者の受け入れもして、その後、通常業務をしたということでございますけれども、これまでの利用状況とか経営状況はいかがでしょうか。

○田中生活産業課長  猪苗代四季の里でございますが、25年度の実績で、一般、移動教室含めまして、合計で9,040名の方が利用されてございます。客室の稼働率としては42%の状況でございます。委員御指摘のとおり、震災以降がこういう状況でございまして、21年度で、震災の前で申し上げますと1万5,225名ということで61.5%でございました。そこから比較いたしますと6,000名余の減少数ということでございます。

○根岸光洋委員  大変厳しい状況ということで、企業努力もされていると思いますが、私たちも視察で近くへ行く際は、なるべくそこを活用しようと考えています。また東京都では、被災3県について被災地応援ツアーとして、都民の皆さんが宿泊された際に1泊3,000円を2泊まで助成するという制度を行っています。私もこの決算、予算の中でも、そのとき質問させていただきましたが、豊島区の施設でもある福島の猪苗代四季の里に泊まる区民に対しては1泊1,000円、補助金というか助成金を出していただきたいということで、1泊1,000円の助成金を出していただきましたけれども、こちらの活用については現在どうなっていますでしょうか。

○田中生活産業課長  被災地応援宿泊補助の実績でございますが、23年度は11月から始めまして、全部で402名の方が補助をお使いになりました。その後、24年度は868名、25年度は614名という状況でございます。

○根岸光洋委員  わかりました。これは来年度以降はどういうふうな感じになっていたんでしょうか。

○田中生活産業課長  これまでの実績と猪苗代の状況をかんがみまして、来年度以降もできれば続けていきたいというふうに考えております。

○根岸光洋委員  まだまだ復興については先が見えないところがございますので、豊島区としてもぜひ、できる限りの支援をしていただきたいと思っています。