H28年決特 全部の補足 根岸 10月 7日

②フードロス講座・ごち防災・フードドライブ

○根岸光洋委員  11月16日にはフードロス削減講座が行われると伺っています。この講座について簡単にお聞かせください。

○井上ごみ減量推進課長  11月16日の10時半から正午でございますが、女子栄養大学の駒込キャンパス調理実習室をお借りしまして講座を開催いたします。豊満准教授が講師を務めてくださいまして、食物を大切にする心をはぐくむフードロス削減講座ということで、女子栄養大学との共催事業でございます。内容といたしましては、使い切りレシピの紹介ですとか、実際に調理もしていただきまして、参加した皆様で試食も行うというものです。また、無駄の少ない野菜のむき方やつくり方のこつなどもあわせて御紹介する、そういう内容でございます。

○根岸光洋委員  ぜひそのような講座を開いていただきますので、先生から教えていただいたレシピなんかを小冊子とかまとめて作成いただければ、今後さらに周知徹底ができるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○井上ごみ減量推進課長  広報としまのこの記事の内容ですとか、これから開催いたします区民向け講座の実績などを踏まえまして、効果的な周知の方法などについて小冊子の場合も含めまして今後検討してまいりたいと考えております。

○根岸光洋委員  よろしくお願いいたします。ごちそうと防災をもじってごちぼうさいという言葉が実はございます。これは非常食を皆さんでごちそうとして食べる。非常食を見詰め直して防災意識を高めて、助け合いのきずなをつくるプロジェクトということで全国的にかなり広がっているというふうに伺ってございます。このごちぼうさいについても私どもとしてもしっかりと取り組んでいっていただきたいなと思っておりますが、本区としても食品ロス削減には有効でないかと、このようにも考えますが、いかがでしょうか。

○井上ごみ減量推進課長  このごちぼうでございますけれども、まさに気がつかないでいますと非常食、期限を過ぎてしまって、ごみとして処理されてしまうということございます。これをその前にみんなで食べるということは、ごみ減量の面からも非常に有効であると考えています。ましておいしく食べられる、そういった手の加え方などもいろいろと御紹介があるようでございますので、大変いい活動ではないかと考えております。

○根岸光洋委員  12月に開催する豊島食育フェアでは、食品ロス削減の啓発ブースを設けるというふうに伺ってございます。その中でもまた一方でフードドライブということも言われてございますが、これを実施をしていただきたいというようなことも私ども会派からもいろいろ種々これまでも強く要望させていただきましたが、こちらについては御検討いかがでしょうか。

○常松健康担当部長  12月18日の日曜日に開催をいたします食育フェアでございますけれども、今回のテーマが食べ物の大切さを考えようといったようなことでございます。フードロスをなくすような意識を持っていただけるのかなというふうに思っております。フードドライブでございますけれども、世田谷区などでもございまして、若干進み始めているのかなというふうに思っております。しかし、枠組み全体を考えませんと、提供いただいたものをどういうような形で保管するのかといったようなところがございますので、今回の食育フェアの中で具体的にフードドライブを行うといったようなことはちょっと難しいのかなと、今後の課題とさせていただきたいなというふうに思っております。

○根岸光洋委員  ぜひよろしくお願いいたします。それでこれ防災の訓練とかでもいろいろ、先ほど言いましたごちぼうさいについてもPRしていただきたいと思っています。また一方で、飲食店から出る食品ロスの約6割がお客様の食べ残しということもあります。他自治体では食べ切りを促進するための小盛りメニューや持ち帰り対応、声かけ運動なども行っていると伺ってございますし、所沢市ではこのような協力店が昨年から実施し、今では190店舗にそういった協力店としてのステッカーを張っている、横浜市では700店が登録されているということでございます。こういった取り組みについてもぜひ本区でも具体的に実施をしていただきたいと、このように今までも何度も申し上げておるんですけれども、検討状況についてお伺いいたします。

○井上ごみ減量推進課長  食品ロス削減に向けた事業者への働きかけについてでございますけれども、現在のところは具体的にはまだ進んでいないというところでございますが、取り組みに際して方針の設定ですとか、あるいは体制の構築なども必要でございますので、その点を踏まえまして、関連部署と協議・連携して、今後も検討していきたいというふうに考えております。

○根岸光洋委員  時間がありませんので、まとめますけれども、その他にも食品ロス削減に向けた庁内連携の会議体設置、またはその開催をしてもらいたいとか、また、情報共有をしっかりやっていただきたいということも要望として出しておりますが、食品ロス削減のための循環型社会を目指し、引き続き取り組みを強化していただくことを要望いたしまして、質問を終わります。